よんよんいち ページ4
サラ「………………
…………………おわっ、た。」
棺を貫通したドリルの先端を見つめて、やっとの思いで絞り出た言葉。
他の人も同様なようで、目を見開いたまま、静かになった棺を見つめている。
キサラギ「………勝ったんか、……まじで、あいつに、勝ったんか…………？」
アルジー「おみごと！ヒットしたのは…ミドリ！！これにて挑戦者側が勝利!………だが、
代償を払う必要があるようだ。」
はっと、みんなが我に返った。
ばっとケイジとアルジーの間に手を広げて立つ。
アルジー「不正は罰する。
…抵抗するなら全員やっちゃうよ？」
サラ「…それでもどかない。
もう仲間は死なせない……!!」
アルジー「…ほぉ？」
睨み合う両者。
Q太郎「…必要ねぇぜよ。サラ。」
その睨み合いに、静かに、彼は、終止符をうった。
サラ「何言ってるんですか、Q太郎さん…!」
慌てるサラの目を、Q太郎はじっと見返す。
Q太郎「……全部、話す。」
『……………………………。』
静かに、目を伏せるオリ。
Q太郎は、自分の手を、もう片方の手で掴むと。
サラ「………………え？」
その腕を、外した。
キサラギ「……………は、
な、んや、その、腕………そんなん、まるで……まるで…………」
Q太郎「……すまんぜよ。今まで、騙してて。
これが、俺の正体がや。」
サラ「……………どういう、こと？」
状況など、飲み込めるはずもない。
しどろもどろになりながら尋ねるサラ。
『………目の前のQ太郎さんは、本物のQ太郎さんじゃない。』
ただ1人、輪の外にいたオリが、口を開く。
『彼は、ハンナキーに頼んで準備した、人形だよ。』
ケイジ「人形……？」
Q太郎「ケイジもわけがわからんって顔やな。」
ケイジ「…正直、ね。だっておまわりさんはミドリに見透かされた通り、棺にミドリの首輪を入れただけだ。」
Q太郎「そうやな…俺達は首輪を入れたあと別行動を始めた。
ケイジは５階へ…俺達は再び墓地へ。」
ケイジ「なんで…墓地に戻ったんだ？」
恐る恐る、尋ねるケイジ。
『…私が、』
その問いに答えたのは、オリだった。
『…………私が、
Q太郎さんを、殺すためだよ。』
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ぽぽぽ(プロフ) - また読み直しに来ました…。まじで涙とまんねぇよぉ…定期的に見にきたくなる作品初めてです。ほんとにｸﾗｲﾔさん愛してます。らぶ。九重ちゃんもらぶ。 (2月16日 10時) (
レス) id: 84325108d2 (このIDを非表示/違反報告)
らるらる - 涙がメッチャ溢れてます~､､､､､また、続き待ってますね。… (1月4日 3時) (レス) @page19 id: a6c7068b23 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ(プロフ) - 唐突ですみません。これ見返すのこれで6回目なんですよ…。…何回泣かせてくれるんですか！！！もう本当に…。夢主ちゃんに恋しそうですホント…。これからも頑張ってください！！！！ (10月8日 1時) (レス) @page19 id: 84325108d2 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - Dorothyさん» コメントありがとうございます！！番外編まで…！！嬉しさの極みであります (2023年1月13日 18時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
Dorothy(プロフ) - 供給少なめのkmgsnの夢小説を書いて頂きありがとうございます……番外編も全て見ました、某ニット帽マフラーさんと夢主ちゃんの絡みすこです！ (2022年9月6日 21時) (レス) id: 7168971a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｸﾗｲﾔ | 作成日時：2021年7月20日 21時
