キミガシネ？...嫌に決まってんじゃん。2 (ページ6)

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肆捌ページ6

ジョー「おお！すげえ！」
サラ「みたかユキヤ、私もなかなかやるだろう。」
ジョー「そうだそうだ！うちのサラを舐めんじゃねぇ！」

そう言うちどーいんとジョーの勝ち誇った顔は、どっかの脳筋に似ていて。

_”はっ！見たかエセ優等生！”

『っ、はははっ！お前ら喜びすぎだろ！っははは！』

サラ・ジョー「「！？」」

『くくくっ....ひー.......あ？どうしたんだよ。2人して。あほ面晒して。』

サラ・ジョー「「お前....そんな純粋な笑顔できたんだな...。」」

『おいコラどーゆー意味だこら。』

”おめでとう！おめでとう！見事に的に命中しました！命中させたあなたには豪華景品が送られます！穴を覗いて見てください。”

頭上から声がする。おそらく的を命中させたからだろう。
俺らは指示通りに穴を覗き込む。

すると、手の届きそうな場所になにかがあるのが見えた。
まぁ、今までの流れや本来の目的を考えれば、それが何かは予想がつく。

ジョー「よし、俺に任せろ。」
『....ジョー。』
ジョー「ん？なんだよ。」
『.....落ちんなよ！』
ジョー「はっ、バカ、俺だってそこまでバカじゃな.........」

ジョーが、その何かを掴みあげる。

暗闇から照明の当たるこちらに引き上げられたそれの姿が、俺らの前にさらけ出された。

それは、左足。

ジョー「わっ！！ビビっ......てない、ビビってねーぞ！俺は！」

『良かったなぁ、ビビって落ちなくて。』

ジョー「お前....その反応、足だって知ってただろ！！」

『いや、まじで知らなかったって。予想してただけで。』

ジョー「予想してたなら教えろよ！！」

サラ「これも人形の体のパーツってことだな。」

『だな。右手右足左足は見つけたから...残りは左手か。残っているものといえば、ちどーいんの持っているシガーカットとライターぐらいだなぁ。』

ジョー「シガーカット？」

サラ「あぁ、これだ。要するに、葉巻を吸えるようにする道具だな。」

ちどーいんがシガーカットを取り出す。
次は葉巻探しか、なんて、思った時。

ジョー「葉巻なら、俺持ってるけど。」

「『は！？』」

ジョー「探索中に見つけてさ。...ほら。」

そう言ってジョーが取りだしたのは、間違いなく葉巻。

『お前、珍しく有能じゃん！！！！』
ジョー「珍しくは余計だ馬鹿野郎！！」