キミガシネ？...嫌に決まってんじゃん。2 (ページ46)

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リベンジページ46

扉のむこうは、上から、青照明が何も無い床をぼんやりと照らしただけの、無機質な空間だった。

ノエル「テメーら集まったみたいだねー。」

ギン「今更なんの用にゃん！」

Q太郎「全員メダルを集めきったんだ！文句はないはずぜよ！！」

レコ「くだらないゲームは終わりだ、クソ人形！」

それぞれの文句が飛び交う中、ノエルはお構いなしと喋り出す。

ノエル「いいや…残念だけど、サブゲームはまだ終わりじゃない。」

ナオ「え…」

ノエル「結果発表だよ！みんなメダルの売買ゲームだってこと忘れてない？」

ケイジ「これまで交換して手に入れたメダルの数…か。」

ノエル「厳密には1度でも手にした他人のメダル。その総数をカウントしてるんだ。つまり、受け取った後に失ったメダルの数も総数にカウントしてるよ。」

アリス「…現時点で持っていなくてもいいってことか。」

ノエル「そうだよ。信頼をメダルに置き換えたゲームだって言ったでしょ？他人の手に渡った枚数…それが重要なんだ。だから当然、自分のメダルをいくら持っててもカウントされませーん。さ、順位を発表するから並んでね。多くメダルを手にした2人には、ある権利をプレゼントするよ！」

Q太郎「権利…だと？」

2度目の説明と順位の発表を聞きながら、ゴクリと唾を飲む。

ノエル「次に第2位！桜小路ユキヤ君！」

『…おー。』

案内された立ち位置。

他の人の順位の発表の様子を横目に、ちらりと床を見る。

何の変哲もない。

…前々から思ってはいたが、こいつらの科学技術はどうなっているんだ。

ノエル「ハイハイ、それじゃあ記念写真撮るよー。並んでー。」

場にそぐわない明るい声。

ふぅ、ともう一度息を吐く。

ノエル「並んだねー。ハイ、にっこり笑ってー。」

…絶対に、何とか、する。

パシャリ

真っ白な光。

思わず閉じたその目を、開ける。

織「なっ…！？」

見覚えのある、ガラスの壁、天井。

いよいよ、始まってしまったようだ。