さんよんきゅう ページ8
himside
自分にもたれかかる彼女を受け止める。
よく近くにはいたが、こんなにも密着するようなことは無かったから少しドキリと.....
と、思ったが、カンナの死後のあれしかり、お姫様抱っこしかり、全くゼロという訳ではなかったことを思い出した。
いや、でも、お姫様抱っこの時はお互いに協力関係としか思ってなかっただろうし、瓦礫部屋のあれだって、お互いにカンナへの悲しさでいっぱいでそこまで意識してなかったというか....
...いやいや、誰に言い訳してるんだよ僕は。
頭を左右に振り、彼女を床に寝かせた。
青白い顔をして、眉間にシワを寄せている。
まったく....いつも、無茶ばっかして。
デコピンしてやろうと思って伸ばしたはずの手は、彼女の額の汗を拭う。
彼女の表情が少しだけ和らいだ瞬間、胸がとても温かく感じた。
そして、気づく。
僕は、
僕はこんなにも、彼女が大切で、愛しいのか、と。
ＮＯside
キサラギ「オリも、あないなるってわかってて、それでも俺らに真剣に向き合おうとしとった。」
倒れたオリを見て、キサラギがバトンを引き継ぐ。
みんなの視線は、彼に集まった。
キサラギ「...なぁ、ほんとに殺したいと思っとるんか？...ちゃうやろ、俺らは、ミドリに、死ぬ事に怯えて、人を殺めようとしとんやろ？」
アンズ「っ...」
キサラギ「俺たちは、アイツらと、俺たちは、一緒や。いま生きてようが、死んでようが、みんな、生きたいだけなんや。みんなで、生きたいだけなんや。」
ダミーズ一人一人を見て、キサラギは、真っ直ぐに伝えた。
彼らの表情が、ぐっと、苦くなる。
Q太郎「キサラギの言う通りだ...」
それを援護するかのように、Q太郎はキサラギの隣に立ち、みんなを見て、言葉を続けた。
Q太郎「死のなすりつけあいは、こりごりぜよ！！」
ハヤサカ「.....」
Q太郎「協力しろ、ダミーズ。俺たちは、きさんらに何もしねぇ。だから、耐えるぜよ、そっちも...！！」
ヒナコ「でも、だって、ルール聞いてた？どっちかが死なないと、私たちは...！！」
Q太郎「言いなりの先に勝利があるのかよ！」
ヒナコ「！！」
Q太郎「俺たちは勝つ...！！そうだろ、クルマダ...！！」
クルマダ「....」
Q太郎「誰かが裏切っちまったら、勝利なんて見えねぇじゃねぇか....全員で信じなきゃ、奇跡なんか起きねぇんだよ！」
ランマル「....」
Q太郎「俺たちは、今ここから、本当の仲間になるぜよ...！！」
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りんご - とっても面白いよ！すごい👍 (8月25日 20時) (
レス) @page31 id: f7d2b3461c (このIDを非表示/違反報告)
こすなる(プロフ) - ｸﾗｲﾔさん» ありがとうございます！ (2021年6月7日 22時) (レス) id: 96081c9a3b (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - 天才的な神さん» ぇぇぇぇ…………控えめに言ってめえっっちゃ嬉しいです…………ありがとうございます！！！！！！！ (2021年6月7日 20時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
天才的な神 - えええええ・・・投稿がお早い．．．控えめに言ってめっっっちゃおもろかったですちゃおもろかったです。尊死(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ (2021年6月7日 16時) (レス) id: 6b665a50b2 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - フルーツオレンジさん» お待たせしましたー！！これからも頑張ります！! (2021年6月7日 7時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｸﾗｲﾔ | 作成日時：2020年8月17日 12時
