〈remake〉キミガシネ？嫌に決まっとるやん。１０ (ページ48)

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よんきゅうはちページ48

Q太郎「話はあとぜよ。

これは、俺とマイとケイジと…オリが仕組んだ最後の罠。
冷静に考えさせりゃあミドリだってカラクリに気づいちまう…!」

だから、と、オリはその言葉のバトンをつなぐ。

『だから、今ここで、

こんどこそトドメを刺す…………!!!』

手はまだ冷たい。

鼓動もまだ早い。

あの時から、ずっと。

このために、ずっと。

パンっと、頬をたたく。

赤い目が、しっかりとミドリを見据えた。

『・・・さて、喧嘩しようか、ヒヨリさん。』

＿覚悟は既に、決まっている。

　

ミドリ「なんで・・・

なんで棺が青なんだ！
　
ケイジが入ってるわけない…

ギンが入ってるなんてもっとありえない！」

『でも、火葬システムが発動したところは見ていますよね？ケイジさんが入ってると考えるのが自然のはずですが？』

ミドリ「っ、…相変わらずバカだな、そんなの偽装だろ？ケイジは棺から脱出したんだ！

棺管理システムは正常に作動し棺は開いたんだ。その証拠に、7人のダミーズの犠牲者ビデオが流れただろう！！」

『いや、それはちがう。ヒナコちゃんのだけは本物が死んだ時の犠牲者ビデオ。つまり本来流すべきではない人の犠牲ビデオも流れてる。
　
それって本当に証拠って言えます？あぁ・・・もしかして、何か別の仕掛けがあったのかもしれませんね？』

ミドリ「うるさいなっ…!とにかく、問題なのはその後のケイジの行動だ。

ケイジは何かから宴の仕掛けを知ったんだ！どうせメイプルに聞いたんだ！それとも…シンか？あの裏切り者め…!」

『彼のAIは誤解制御室にしかありません。4階のケイジさんが、どうやって彼を使うと？』

ミドリ「それならメイプルに聞いたんだ！これで確定さ！宴の情報を聞いたケイジは僕を罠にかけるため悪巧みを始めた…!

きっと棺の中に別のものを入れたんだ！死体の代わりなら僕の人形を使えばいい！最終的には棺の中身は首輪で判別してるしね…!

だからケイジはこう考えたはずだ！！

制御室にある僕の首輪を使おうと！それすら僕の誘導とも知らないで……!!！」

『それじゃあどうしてランプは青く光ってるんだよ。』