よんきゅうさん ページ43
何を言おうが、何をしようが、次の選択が運命を決めることには変わりない。
サラ「始めましょう…！！最後の話し合いを・・・！！」
ーーーーー
Q太郎「光っている棺で、残っているのは2つ・・・ここを当てないと、次はないぜよ・・・！！」
ハヤサカ「問題は、どうやってミドリが入っている棺を見分けるか、ってことだね・・・・！」
レコ「ミドリがアンズの棺を選んだ理由は気にならねえか…！？」
ランマル「なんとかヒント機能をうまく使う方法はねえのかな…？！」
みんながそれぞれの意見を出し合う。
最終局面。立ち止まるわけにはいかない。
そんな数ある意見の中で、サラは思考を巡らせ、そして一人の人物に声をかける。
サラ「…なぁ、オリ。聞きたいことがあるんだけど、いいか？」
オリは、サラが声をかけることをわかっていたかのように、静かにうなづいた。
『うん。もちろん。』
サラ「ずっとなにか考え込んでるみたいだが、何か、気になることでもあるのか？
些細なことでもいいんだ。教えてくれ。」
『了解、リーダー。』
オリは、自身の顎に手を当てる。
彼女が考え事を整理するときの癖なのだろう。
『さっき、ヒヨリさ…ミドリは、2番の棺を選択したじゃん。
レコさんも言ってたけど、私もそれがずっと気になっててさ。
2番の棺の特徴といえば、中身が誰かわかってる、ってことだよね。
それなら確かに2番を選べば絶対に死ぬことはないだろうけど…。
もしかしたら、2番を選んだんじゃなくて、2番を選ばざるを得なかったって可能性もあるんじゃないかなって思って。
…んで、そうおもったときにもう一つ気になったんんだよ。』
オリは、光っていない棺に視線をむけ、その後貫かれた光る棺に目を向けた。
『ヒナコちゃんが、死ぬ直前に見せたあの反応が・・・。』
サラ「反応…？」
『うん。勘違いって言われればそれまでなんだけどさ。
…けど、あの時のひなこちゃんの反応は、
“自分が死ぬことに、心底驚いている”ように見えた…と、思うんだよ。』
レコ「・・・？それの何がおかしいんだよ。そりゃあ誰だって、自分が死ぬかもしれないってなったら驚くだろ…？」
ソウ「・・・・いや、」
ソウは、何かに気づいた様子で呟いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ｸﾗｲﾔ | 作成日時：2023年11月2日 22時
