〈remake〉キミガシネ？嫌に決まっとるやん。１０ (ページ30)

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よんはちまるページ30

ソウ「高熱で塗料が落ちる…それならランマルの棺が光を失った理由もうなずけるね。

そしてもうひとつ。あの人の棺が光を失った可能性も出てくる。」

サラ「そうか、ケイジさんの棺…!!あれは火葬システムが着いていた！」

ソウ「その通り。」

議論が進む中、怪訝な顔をするオリ。

『……でも、それだとおかしくない？
光らなくなった棺は、ランマル君、アンズちゃん、ケイジさんで3つになるよね？』

アンズ「数が合わないよ！？」

マイ「それにさ、いつ塗料が塗られたのかも気にならない？」

Q太郎「俺達がサラと別れた後は、墓地8つの棺はすべて光ってたぜよ。
つまり、別れる前に誰かが塗料を塗ったぜよ！」

『そういえば、ケイジさんの棺の時、ミドリこの新品を使うのは初めてだ、みたいな事言ってませんでしたっけ…

ってことはつまり…!』

アンズ「作られた段階から塗料が塗られてたってことだね！！」

ソウ「という事は、アルジーが新品だと言っていたギンとミドリの棺は…

両方光る、ってことだね？」

『それなら、ミドリは光る棺の中ってことになるよね。つまり、6つに絞り込めたわけだけど……

………でも、それはギン君も一緒か。』

結局、ギンとミドリを判別する方法が分からないことには…。

再び彼らは唸り出した。

Q太郎「そろそろあのヒント機能を使ってみるしかねえかじゃ…！？」

サラ「…そう、ですね。」

唸っていても、仕方がない。

アルジーから説明を受け、新たな策であるヒント機能を使う事を決めたサラは、3番のボタンを押した。

…ランプは、赤く点灯した。

『赤く光ったね…。』

ソウ「そういえばどこかで赤青黄の3色について書かれた文章を読んだような………」

サラ「………!!!ソウさんが見たのは、もしかしてこのメモではないですか？」

サラが1枚のメモをソウに差し出した。

それは、棺管理システムと同じ内容が書かれたメモ。

青が人間、赤が人形、黄色が空室。

つまり、ランプの色は棺の中身を示すことが判明した。

………しかし、そうも順調にはことは進まない。