xcv ページ7
コウ「…けどまぁ、俺が言えた立場じゃないが、」
そんな前置き、別にいらないのに。
そう思って見れば、新村君が真っ直ぐ私を見据えている。
コウ「…自分と向き合うことから逃げてたら、いつまで経っても弱いままだからな。
それだけは、覚えておけよ。」
『…………あっそ。』
ユキナリ「コウさん、次どうぞ。」
コウ「あぁ。」
霜月君と入れ違いに、新村君が出ていく。
変わった。
変わったな、霜月君も、新村君も。
ぼすんと、床に寝転がった。
変わらないといけない。
向き合わないといけない。
『…………言われなくたって、そうしてるじゃん。』
だから、探してたんじゃないか。
本当のツヅミならどう思ったか、探してたんじゃないか。
『……………………。』
リンカ「ねぇミナちゃん。」
ふと、視界に小野寺さんが入り込む。
しまった。人様のうちだというのに寝転んでしまった。
『あー、ごめんくつろいじゃって。』
慌てて起き上がると、小野寺さんは相変わらず屈託ない笑みを私に向ける。
リンカ「ん？あぁそれは別にいいよ！」
そう言うと、彼女は私の顔をじーっと見つめてくる。
『……何？見つめても何も出てこないよ、残念ながら。』
リンカ「ミナちゃん、綺麗な顔してるよね。本当にコウ君達が言ってた通りの腹黒女なの？」
さながら、車の中で話でもしたのだろう。
もしこれが狼ゲーム中だったなら、今すぐにでも作り笑顔を浮かべて友好的な態度で話していただろう。
…しかしもう、友好的な態度をとる意味はない。
『…なら、どうする？危険人物だから追い出す？』
リンカ「ええっ！？まさか！！むしろ俄然興味が湧いたわよ！！」
新村君とか霜月君とかのように、面倒くさそうな顔かなんとも言えない顔でもされるかとおもったら、予想外にも、彼女は目をキラキラさせてぐいっと私に近づいた。
その反応は慣れてなかったので、思わず目をぱちくりとする。
『…変わってるって言われない？小野寺さん。』
リンカ「フリージャーナリストってそういうものでしょ？
というか！小野寺さんって心の距離を感じるわ！
リンカって呼んで。私もミナって呼ぶから。」
『わかったよ小野寺ちゃん。』
リンカ「ちょっと！？」
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ｸﾗｲﾔ(プロフ) - なかねこさん» ありがとうございますー！！きっと北星ちゃんｽﾞも喜んでます！！これからも更新頑張ります！！！！ (2022年3月24日 19時) (
レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰさん» ありがとうございますー！！性癖に刺さってるようで何よりっす。嬉しいっす。こうしんがんばりやっす！！！！ (2022年3月24日 19時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
なかねこ - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます！ミナちゃんもツヅミちゃんも大好きです！更新頑張ってください！ (2022年3月24日 17時) (レス) @page7 id: c7c3a69365 (このIDを非表示/違反報告)
パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰ(プロフ) - 続編嬉しい！ミナちゃんが悩んでるの好き…（脳内バグり野郎）更新がんばってくだせぇ！！ (2022年3月24日 16時) (レス) @page7 id: ef041b84a4 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - なまはむ?さん» 喜んでもらえたようで！！！嬉しいです！！！！ (2022年3月24日 13時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｸﾗｲﾔ | 作成日時：2022年3月24日 12時
