cxLvi ページ48
ソウシロウ「まず、ここには警察は来ないから安心して欲しい。僕一人だけだ。」
ユキナリ「じゃ、じゃあさっきのパトカーは…？」
ソウシロウ「あれは僕じゃなく、警察の上層部が手配したものさ。」
上層部。
その言葉には聞き覚えがあった。
確か、霜月君が捕まっていた時、警察の男が言っていたはずだ。上層部の命令で、と。
…なるほど、こうなってくると遊園地の一件もその上層部が絡んでる可能性がある。
コウ「そんなヤツらが、一体どうして…？」
ソウシロウ「口で説明するより…まずはこれを見て。」
そう言うと、神崎は写真を取りだし私たちにみせた。
写真には、手錠のかかった男が取り調べを受けている様子が写っている。
リンカ「あ…」
男に、見覚えはない。
しかしただ1人、小野寺ちゃんだけは、その男を見て表情を変える。
リンカ「う、上田さん……」
『…小野寺ちゃん、彼、知り合い？』
ソウシロウ「…知り合いも何も、彼はリンカちゃんの仲間のジャーナリストだよ。
僕の部下が身柄を拘束して取り調べをしていたんだ。」
リンカ「で、でもどうして上田さんが！？」
仲間が捕まってしまったことに動揺している小野寺ちゃんが、少し取り乱したように声を上げる。
ソウシロウ「僕達はこの事件を調べるジャーナリストも把握済みだったんだよ。
…そして、これを見てほしい。」
もう1枚、別の写真を見せる神崎。
『…、』
そこに写っていたのは、小野寺ちゃんが上田と呼んだその男性が、病室のベッドで点滴に繋がれた姿。
さっきとは打って変わって、額には包帯を巻き、顔にも打撲痕が見える。無事でない…ということは、一目瞭然だ。
ソウシロウ「上田は今病院の集中治療室にいる。意識不明の重体だ。」
『集中治療室…？
待って、まさかこれをその上層部がしたって…！？』
ソウシロウ「そう。彼らは上田に、拷問をしたんだ。」
神崎は語る。
最初、取り調べは神崎たちの元で真っ当に行われていた。
上田さんは何も話さなかったが、神崎たちはあくまで根気強く、暴力なんてせずじっくり取り調べをしていた。
しかしある日、上層部が取り調べを変わると言ってきた。
取り調べに急遽関わることを禁じられた神崎達。
その翌日、上田さんは集中治療室に送られたのだという。
コウ「でも、警察の上層部はどうしてここまでするんだ…！？」
ソウシロウ「うーん、実は僕もはっきりとはわかっていないんだ。
ただ1つ言えるのは…」
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ｸﾗｲﾔ(プロフ) - なかねこさん» ありがとうございますー！！きっと北星ちゃんｽﾞも喜んでます！！これからも更新頑張ります！！！！ (2022年3月24日 19時) (
レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰさん» ありがとうございますー！！性癖に刺さってるようで何よりっす。嬉しいっす。こうしんがんばりやっす！！！！ (2022年3月24日 19時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
なかねこ - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます！ミナちゃんもツヅミちゃんも大好きです！更新頑張ってください！ (2022年3月24日 17時) (レス) @page7 id: c7c3a69365 (このIDを非表示/違反報告)
パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰ(プロフ) - 続編嬉しい！ミナちゃんが悩んでるの好き…（脳内バグり野郎）更新がんばってくだせぇ！！ (2022年3月24日 16時) (レス) @page7 id: ef041b84a4 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - なまはむ?さん» 喜んでもらえたようで！！！嬉しいです！！！！ (2022年3月24日 13時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｸﾗｲﾔ | 作成日時：2022年3月24日 12時
