cxL ページ42
鍵で手錠を外した私達は、すぐにその場所から出て、少し離れた場所で身を潜めた。
だいぶ気を失ってしまっていたようで、あたりは既に薄暗くなっている。
ユキナリ「コウさん、ミナさん、あれを見て…！」
彼が示す方を見ると、自分達がいた遊園地が少し離れた場所に見える。
コウ「遊園地…？ということは、俺達は遊園地の近くで閉じ込められていたのか…」
リンカ「そうみたいね………ねぇ、ここも閉じ込められていた場所から遠くないわ。
早くしないと、警察官が駆けつけてくるんじゃない？」
『…そうだね。早いとこ移動しよう。』
そして私達は、車を停めていた場所まで走る。
車とバイクは無事であり、周りに人がいる様子もない。
『…っはぁ、はぁ、』
カナタ君を抱えて走ったせいか、息が切れる。
あぁもう、体力ないなぁって何回も思ってたじゃないか私の馬鹿野郎…！
浅い息のままヘルメットをかぶりエンジンをかける。
全員がそれぞれに乗ったことを確認し、私達は遊園地を後にした。
『っはぁ…………………っはぁ。』
コウ「大丈夫か？ミナ。」
『…うん、まぁ。』
ようやく息も整ってきた頃、後ろを確認する。
警察は追ってきていないらしい。
リンカ「ねぇ、一体どうなってるの？」
コウ「俺にもわからない……ん、…わかった。
ミナ、カナタが目を覚ましたそうだ。」
『そっか…良かった。
子供には強い薬だったろうし、まだ寝ときなって伝えて。』
コウ「あぁ。」
何がどうなってるかは分からない。
しかし、考えたところで答えが出るわけでもない。
とりあえず今は小野寺ちゃんと仲間の隠れ家に向けてバイクを走らすことに集中しよう。
『…っ、』
ずきり、
左腕に鈍痛が走る。
『っー……。』
ココ最近で、あまりに左腕を無理に使いすぎたかもしれない。
あまり重いものは持つな、左腕を激しく振るなど運動はするなと、数年前、医者に言われていたのを思い出した。
年月も経ったし、大丈夫だろうと思っていたが、そういう訳にはいかないらしい。
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ｸﾗｲﾔ(プロフ) - なかねこさん» ありがとうございますー！！きっと北星ちゃんｽﾞも喜んでます！！これからも更新頑張ります！！！！ (2022年3月24日 19時) (
レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰさん» ありがとうございますー！！性癖に刺さってるようで何よりっす。嬉しいっす。こうしんがんばりやっす！！！！ (2022年3月24日 19時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
なかねこ - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます！ミナちゃんもツヅミちゃんも大好きです！更新頑張ってください！ (2022年3月24日 17時) (レス) @page7 id: c7c3a69365 (このIDを非表示/違反報告)
パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰ(プロフ) - 続編嬉しい！ミナちゃんが悩んでるの好き…（脳内バグり野郎）更新がんばってくだせぇ！！ (2022年3月24日 16時) (レス) @page7 id: ef041b84a4 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - なまはむ?さん» 喜んでもらえたようで！！！嬉しいです！！！！ (2022年3月24日 13時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｸﾗｲﾔ | 作成日時：2022年3月24日 12時
