cxxxix ページ41
リンカ「ねえ、警察が隠蔽したい事実ってその事なんじゃない？
自分たちの失態のせいで、殺人事件が起きた。そして更に、その被害者が恨みで新たな事件を起こした。
リンタロウ君がやったことがあかるみになれば、必ず警察の失態もバレてしまう…
それがバレないように、狼ゲームのことを隠してるんじゃないかな。」
『確かにそれも一理ある…………
………けど、それってミサキちゃん達もツヅミも知ってたし、それに今どき珍しい話じゃないよ。
それにしては、なんというか、やり方が荒いっていうか、事が大きくなりすぎてない？』
コウ「俺も同意見だな…
大手メディアを巻き込んだ情報操作、ユキナリが隔離されていたビルがサトルさんの実家が所有しているビルだったこと、
そして今回俺たちに直接危害を加えてきたあの警察の存在…
この事件の裏には、もっと大きな何かが………」
『…それを知るためにも、やっぱりここは出なくちゃって話か。
…よいしょっと。』
カチャリ
『…え？』
立ち上がったその時、ドアの鍵が、開いた音がした。
咄嗟にドアから距離をとる。
誰か来るのかもしれないと、ドアの方を睨み身構える。
…が、扉はいつまでたっても開かない。
ユキナリ「あれ、扉が開かない…？」
『………。』
様子を確認しようと、1歩出る。
コウ「待て。俺が行く。」
…が、新村君がそんな私を引き止め、代わりにドアに近づいた。
ゆっくり手をかける新村君。
私も、その後ろで息を殺して警戒する。
コウ「…開けるぞ。」
『…おっけ。』
ガチャり
さっき開かなかったはずのドアは、音を立てて開く。
慎重に部屋から顔を出し、そして思わず、息を飲んだ。
『…っ！？』
扉の近くに、警察らしき男2人が、気を失って倒れていたのだ。
『どういう…』
意味のわからない状況に呆然としかけたが、はっとすぐに冷静さを取り戻す。
倒れてる男に近づくと、男は警察バッチをつけていた。間違いなく警察のようだ。
ユキナリ「ね、ねぇあそこ、鍵が落ちてるよ。それにあれ、リンカさんの荷物じゃないかな。」
霜月君が指さす方を見てみる。
そこには、確かに見覚えのあるカバンと銀色に光る鍵の束が無造作に置かれている。
『…霜月君、鍵お願い。私カナタ君連れてくる。』
ユキナリ「わかった。」
腑に落ちないことは、沢山ある。
しかし今は脱出するのが優先だ。
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ｸﾗｲﾔ(プロフ) - なかねこさん» ありがとうございますー！！きっと北星ちゃんｽﾞも喜んでます！！これからも更新頑張ります！！！！ (2022年3月24日 19時) (
レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰさん» ありがとうございますー！！性癖に刺さってるようで何よりっす。嬉しいっす。こうしんがんばりやっす！！！！ (2022年3月24日 19時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
なかねこ - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます！ミナちゃんもツヅミちゃんも大好きです！更新頑張ってください！ (2022年3月24日 17時) (レス) @page7 id: c7c3a69365 (このIDを非表示/違反報告)
パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰ(プロフ) - 続編嬉しい！ミナちゃんが悩んでるの好き…（脳内バグり野郎）更新がんばってくだせぇ！！ (2022年3月24日 16時) (レス) @page7 id: ef041b84a4 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗｲﾔ(プロフ) - なまはむ?さん» 喜んでもらえたようで！！！嬉しいです！！！！ (2022年3月24日 13時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｸﾗｲﾔ | 作成日時：2022年3月24日 12時
