Li ページ9
ユキナリ「お、俺!?」
マキ「私は、彼が私の下着とかに興味があったのかなって思ったけれど…違ったみたい。その時は気づかなかったけれど、私のボイスレコーダーを盗んだんだよ!!」
それを皮切りに、どんどんと霜月君がまくしたてられていく。
実際、昨日の彼の行動は怪しかったし、彼は狼の可能性は高いのは確かだ。
でももしそうならば、寧ろこの状況、有利なのは彼かもしれない。
そして、普段おどおどしていて気づきづらいが、彼はなかなか鋭いからね。
油断してれば、喰われるのは彼女の方だ。
ユキナリ「俺は逆に、マキさんの発言に矛盾があるのを見つけたよ!」
…楽しくなるなぁ。
マキ「は?どういうことよ!」
ユキナリ「さっき君は、オサムさんを深夜1時頃に見かけたと言ったよね?」
マキ「言ったけど、それが何?」
ユキナリ「深夜1時には、オサムさんは死んでいた!だから君は、嘘をついている!」
マキ「は?やめてそんなデタラメいうの!」
ユキナリ「デタラメじゃない!ちゃんと証拠もある。」
そう言った彼が取り出したのは、1冊のノート。
あれは見覚えがある。確か、オサムさんの日記だ。
ユキナリ「オサムさんはとても几帳面で、30分ごとに記録をつけていた。だけど、最後の記録は11時半まで。昨日の12時からの記録がない。
つまり、オサムさんは夜の12時までに殺されていた可能性が高いんじゃないかな?」
マキ「そんなことで私が嘘をついてるって言うの!?証拠弱すぎでしょ!変な言いがかりつけないでよ、やっぱりアンタの方が怪しいわ!!」
霜月君に対して、そう叫ぶ彼女。
リンタロウ君に疑われた時はあんなに冷静だったと言うのに、だんだんその冷静さもなくなってきている。
…あぁ、前言撤回、前言撤回だ。
『…………ふはっ、』
彼女もやっぱり、米森サトルとおんなじなんじゃないか。
マキ「…は?何、笑ってるの?」
『いや、すまない。思い出し笑いだよ。
必死に罪をなすりつけようとする惨めな姿が、あまりに同じだったから、ついね。』
マキ「なっ………!!!!」
あぁ、そんなに顔を真っ赤にさせちゃって。
せっかくの可愛い顔が台無しだなぁ。
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クライヤ(プロフ) - 白井ゆりさん» そう言っていただけると嬉しいです!!これからも続き更新してきますので楽しみにしててください!! (2022年3月23日 6時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
白井ゆり - かなり続きが気になります‼︎ 続き書くの頑張ってください‼︎ 待ってます‼︎ (2022年3月23日 1時) (レス) @page36 id: fb320e0723 (このIDを非表示/違反報告)
クライヤ(プロフ) - なかねこさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!!!喜んでいただけているようで嬉しい限りです!!!!これからも更新頑張っていきます!! (2022年3月20日 11時) (レス) @page19 id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
なかねこ - 続編ありがとうございます!占ツクログインしよっかな...ログインしたら間違いなく一番にお気に入り作者に入れます!!!!いつも面白い作品ありがとうございます!応援してます! (2022年3月19日 18時) (レス) @page11 id: c7c3a69365 (このIDを非表示/違反報告)
クライヤ(プロフ) - 青いGさん» ありがとうございます!!!そう言って頂けると嬉しいです!!いつも読んでくださり感謝の極みです!!!これからも更新頑張ります!!! (2022年3月19日 10時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クライヤ | 作成日時:2022年3月19日 4時