羊というよりヤギですね1

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サトル「流石に私が医者で注射になれているってだけで狼と決めつけるのは強引じゃないか？」

『それは一理あるね。お互いの素性もよく知らない状況下、他に注射の知識がある人がいないとも言いきれないね。』

サトル「！！そ、そうだろ！？それに！抵抗する人に無理やり注射を打たせるなんて出来ない！」





リンタロウ「…うーん、


相手が動けない状況にしたんじゃないかな？」


ユキナリ「！！そ、そうだ！3階にある病室の薬箱に睡眠薬があったんだ！しかも既に何錠か使われていたよ！」



あらら。

バレバレじゃないか、ドクター。



チエ「そ、そう言えば、サトルさんがミホさんにコーヒーを渡してるの見ました…」

ミサキ「そう言えば、ウチも昨日サトルさんにコーヒー勧められたんやった…
コーヒー飲めへんから遠慮したんやけど…」



おーおー、これはもう絶体絶命だね。



タケオ「思い出した…！俺が腹を下す前、サトルさんがコーヒーを持ってきてくれたんだ！！」


サトル「ぐっ……！？」


コウ「これはもう言い逃れできないんじゃないのか？
あんたは睡眠薬入りコーヒーを使いミホさんを眠らせた。
そしてその後に毒を注射し殺害…

そしてそれを隠すために輸血パックを遺体にかけてあたかも刃物で刺されたかのように偽装した。

注射の知識。タケオさんやミホさんにコーヒーを飲ませた事実。



…どう考えても怪しいよなぁ？」





あーあ。

悪い顔してるなぁ新村君。


そんなふうに言われたら、ドクターももう言い逃れできないかもね。可哀想に。



しかし民主主義国家、多数決の力は偉大だ。

悲しいけれど、自分にはどうすることも…






サトル「待って！待ってくれ！

確かに、私はコーヒーを飲ませた！




でも、それはツヅミさんに脅されたんだ！！


狼は、北星ツヅミさんなんだ！！！！！！」

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