x ページ11
タケオ「さあみんな、何を見つけたか報告して欲しい。」
戻ってから数分後、みんなが戻ってきたところで、大親友にして1番信頼のおける警察君がその場を仕切り出した。
流石は警察君。まるで俺がリーダーだと言わんばかりの傲慢さだ。
いやはや、尊敬に値するね。まったく。うんうん。
自分も見習いたいなぁ。
タケオ「………」
『ん?どうかしたかい?』
タケオ「いや、なんか無性にイラッときたからよ…。」
『なるほど、つまり警察君は、やっぱり自分と仲良くしたいと。』
タケオ「よし、北星は無視してじゃんじゃん報告してくれ。」
どうやらまたも仲直りの機会を逃したらしい。
うーん、残念。
ミサキ「さ、3階も、出れそうなとこはなかったわ…。」
何人かの報告が終わった後に、森ミサキちゃんの番となった。
彼女は、少しおどおどしながらもその美声で見てきた物の報告を続ける。
ミサキ「ただ、学校の教室みたいな部屋があったんだけど…その黒板に、君たちは本当の自分に気づいているかって書いてあったの。」
コウ「本当の自分?どういう意味だ?」
リンタロウ「ここから出るヒントかな?」
”あ、あと…”と、森ミサキちゃんは更に見つけたものを提示する。病院のカルテに、謎の机の文字、そして、色紙。
『…その寄せ書き、なんて書いてあるか読んでもらってもいいかな?』
ミサキ「うん、もちろんええよ。
”ユウヤくんへ。ユウヤくんが死んでしまって、クラス全員とても悲しいです。今日は、ユキヤ君が死んだ記念パーティーをしたいと思います。 クラス一同より”」
”ユウヤ”
彼宛てのメッセージを読み終えた彼女が、視線をあげる。
見れば、その場にいる全員が、微妙な顔つきをしていた。
コウ「なんだこれは?」
『随分パーティー好きなクラスメイトだね。』
ミサキ「ユウヤくんって誰やろか…」
それぞれがそれぞれの意見を述べる中、ともかくはっきりしたことといえば、まだまだ謎は多い事と、出口は見当たらなかったと言う事である。
チエ「こ、この後どうするの?狼が羊を殺すかもしれないんでしょ?」
オロオロとした彼女の発言を聞き、警察君がまた息を吹き返したように仕切り出した。
タケオ「とりあえず、一番危険なのは武器庫だな。そこから武器が盗まれないように、俺は武器庫を見張ろうと思う。」
リツ「うわー、あやしー!」
タケオ「ち、ちがう!俺はほんとにみんなの安全を考えてるだけだ!」
93人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クライヤ(プロフ) - なかねこさん» こちらこそいつもコメントありがとうございます!読んでくれて嬉しいです!!!!!!!!わわ、気が合うなんて、嬉しいっっ。これからも更新頑張ります!!!!!!!!!! (2022年3月18日 7時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
なかねこ - キミガシネの方から来ました!オリちゃんの方も良かったけど狼ゲームの方も凄く良きです!私クライヤさんと気が合うかもしれぬ...更新いつも楽しみにしてます! (2022年3月17日 19時) (レス) @page45 id: c7c3a69365 (このIDを非表示/違反報告)
クライヤ(プロフ) - コメントありがとうございます!!!主人公ちゃん人気で嬉しいです!!更新これから頑張ります! (2022年2月26日 5時) (レス) id: 8a85863d1f (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - みんなこの主人公大好きだよね‼︎私も‼︎ (2021年12月21日 20時) (レス) @page10 id: 431a156ded (このIDを非表示/違反報告)
青いG(プロフ) - クソ好きです!!!!キミガシネの方も楽しみながら見させていただきました!!!!狼ゲーム大好きなんで、めっちゃ見させていただきます!!!!!!!まいどまいど主人公ちゃんがどタイプです!!!!!ありがとうございます!!!!!(?)更新頑張ってください!!! (2021年11月19日 21時) (レス) @page9 id: 43df3075c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クライヤ | 作成日時:2021年8月13日 16時