◆1番の理解者 ページ24
ソウ「僕なんかといていいわけ？」
ある日、ある時、ある場所で。
ソウさんは私にそう問うた。
『…今更では？』
紙パックに入ったカフェオレの、ストローを噛みながら、正面に座る彼に向けて答える。
2人しか居ない静かな空間。ソウさんは、変わらぬ表情で言葉を続けた。
ソウ「それはそうだけどさ。」
ケイジ「でも、ユキヤ君オリちゃんと仲良いでしょ。」
変わらぬ笑みを浮かべたまま、俺にさらに尋ねてくるケイジさん。
あー、なんて言いながら、飲み物を机に置く。
少し飲み物が机にこぼれたが、俺の部屋だし、ケイジさんしかいないし、問題ないだろう。
ユキヤ「まぁ、そっすねぇ。」
ケイジ「立ち位置的にさ、サラちゃんとソウって敵対関係っぽい位置にいるでしょ？」
ソウ「君たちの間には何の因縁とか嫌悪もないのに、相方の敵の肩を持つようなマネしていいわけ？」
ソウさんは、お茶を1杯のんだ。
相対して座ってる彼の瞳の中にまだ完全に信用していないという色が見え隠れしているのを感じつつも、それに別に気分を悪くするでも、焦るでもなく、いつもの調子で思った言葉を口にする。
『いいもなにも、私とユキヤはそういうニコイチズッ友大親〜って感じの仲じゃないんで。』
ユキヤ「確かに信用はしてますけど、だからといってお互いの意思でお互いを縛るつもりはないっすよ。
俺はちどういん達に考えが近かったし、ソウさんの考え方が気に入らなかった。
アイツは…ちどういんのこと嫌いじゃないだろうけど、ソウさん達に協力しようという気持ちがはたらいた。
ただそれだけの事です。」
ニコリと、笑って答える。
「『隣にいなくとも、アイツが馬鹿じゃないことがわかってれば十分ですよ。』」
そんな、貼り付けたような胡散臭い笑みを、でもどこか挑発的な笑みを浮かべるこの目の前の生意気な高校生に、相対して座っていた彼は、ふぅ、と息をつき、そして、一緒に悪巧みをするかのようににやりと笑みを貼り付けたのであった。
〈お年玉…お年玉？〉（自分の中でネタ切れにより短編なことを謝罪致します）→←〈いい子じゃないけど〉3
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みょん(プロフ) - うわぁ！こっちもいい！オリちゃん＆ソウもいいけど、私はやっぱりオリ＆ユキヤかなぁ！ユキヤくんは報われてほしい（願望）できれば二人がくっついてくれませんかね……。本編も番外編もどっちも大好きです。早くキミガシネの続編出ないかなぁ。 (2023年2月22日 7時) (
レス) id: 1ba8aac85f (このIDを非表示/違反報告)
柊。 - 先輩発作起きますって (2022年10月15日 22時) (レス) id: 595642c653 (このIDを非表示/違反報告)
パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰ(プロフ) - コメント失礼します！！！ワイ的にはゆきをとおりちゃんのペアが大好きなのでオンリーがいいです！！！ご検討ください！！ (2022年6月26日 23時) (レス) @page33 id: ef041b84a4 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - コメント失礼致します！！個人的にはオンリーがいいですかね……ソウさんとの方は本編で十分やってますし…… (2022年6月26日 22時) (レス) @page33 id: 308d37e7a7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - コメント失礼します！三角関係が自分は見てみたいです！ｸﾗｲﾔ様の作品楽しみにまってます！これからも頑張ってください！ (2022年6月26日 20時) (レス) @page33 id: 636d5f9292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｸﾗｲﾔ | 作成日時：2021年8月16日 12時
