〈いい子じゃないけど〉2 ページ22
ジョー「……………というわけで、ユキヤとオリに幸せを届けようの会をここに成立しようと思います!!!」
早朝4時。ユキヤとオリがゲームで夜更かしして爆睡中であるこの時、同時刻には1階のバーには5人の人間が集まっていたのである。
キサラギ「眠いんやけど…というか、何そのネーミング。」
ソウ「ふぁぁ…………」
ケイジ「というか、なんなのこのメンバー?」
強制的に集められた若干3名は、何故だか重い面持ちの高校生2人組を眠い目で凝視する。
そんな大人達の眠気を覚ますかのように、サラがバンッと机を叩いた。
ソウ「おわっ、」
サラ「……………それは、昨日のことでした。」
ソウ「えっ、なに、急に。」
サラ「ここで私とジョー、ユキヤ、オリの4人でポーカーをしていた時のことです……………。」
__________
サラが事を説明して、数分後。
「「「っー……………。」」」
眠たい顔で若干不服気味だったはずの3人は、今や目を手元で覆い肘を机につけて重たい空気を放っている。
キサラギ「あんな…あんなアホみたいな奴らなのに……辛い、本人達がそれを当たり前だと思っとんのがいっちゃん辛い…。」
ソウ「いい子じゃないからって言ったのが余計に心にくるよ……」
ケイジ「………幸せを、彼らを幸せにしなくちゃ………。」
頷くサラとジョー。
5人の目的が一致した瞬間である。
サラ「今回このメンツを集めたのは他でもなく、ユキヤ達が喜ぶプレゼントを考えるためです。
本人達に聞いたら適当にはぐらかされるうえにサンタからプレゼントを貰うというドキドキワクワクを体感して貰えない!
そんなのいいはずがない!!
そうでしょう!?」
ジョー「そーだそーだ!」
サラ「いいですか…?2人が心の底から喜びそうな、2人が欲しているものを考えるんです…。
…さて、まずは、
ユキヤから考えましょうか。」
カッカッ、と、サラが黒板に板書していく。
ソウ「ユキヤかぁ…彼、結構リアリストなとこあるからなぁ。あ、ミステリーの本とか?」
キサラギ「あぁ………確かに、明智小五郎すきなんやったっけ?
頭ええしなぁ。知的好奇心のくすぐられる品やと、嬉しいんやないか、ユキヤ。」
サラ「…ふっ、わかっていませんねぇ、2人とも。」
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みょん(プロフ) - うわぁ!こっちもいい!オリちゃん&ソウもいいけど、私はやっぱりオリ&ユキヤかなぁ!ユキヤくんは報われてほしい(願望)できれば二人がくっついてくれませんかね……。本編も番外編もどっちも大好きです。早くキミガシネの続編出ないかなぁ。 (2023年2月22日 7時) (レス) id: 1ba8aac85f (このIDを非表示/違反報告)
柊。 - 先輩発作起きますって (2022年10月15日 22時) (レス) id: 595642c653 (このIDを非表示/違反報告)
パラるらパラるらプピー(プロフ) - コメント失礼します!!!ワイ的にはゆきをとおりちゃんのペアが大好きなのでオンリーがいいです!!!ご検討ください!! (2022年6月26日 23時) (レス) @page33 id: ef041b84a4 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - コメント失礼致します!!個人的にはオンリーがいいですかね……ソウさんとの方は本編で十分やってますし…… (2022年6月26日 22時) (レス) @page33 id: 308d37e7a7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - コメント失礼します!三角関係が自分は見てみたいです!クライヤ様の作品楽しみにまってます!これからも頑張ってください! (2022年6月26日 20時) (レス) @page33 id: 636d5f9292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クライヤ | 作成日時:2021年8月16日 12時