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Aside
※(Aの過去編)
今日はすやこさんと共に山を降りて食材を買いに行こうとしている。
すやこさんは籠を背負って右手は私の手を握って炭吉さんに挨拶するとそれでは参りましょうと私に笑いかけた。もちろん私は笑い返せなかった。
山を下って行けばそこには市場があって色々な物が売り買いさせられていた。
動物の肉、野菜、飴細工、綺麗な着物、綺麗な櫛、等
あまりの人の賑やかさに辺りをキョロキョロしているとすやこさんに抱っこされて八百屋まで向かって行く。
すやこさんは籠に食べ物を沢山積めながら、前で私を抱っこし次々に買い物をしていった。すやこさんに申し訳ないと思いつつあまり言葉を普段発しない私には自分で歩くと言う言葉が言えずずっと黙ってすやこさんの首につかまっていた。
帰りの山を登って行く時にすやこさんが私の頭を撫でて言う。
すやこ「本当はAにも綺麗なお着物を着させてあげたいのに…いつもすみればかりに目がいってしまって…ごめんなさいね…Aに沢山迷惑ばかりかけていますよね…」
抱っこされていてすやこさんの表情はよく分からなかったけど申し訳なさそうにしているのは声からでも伝わってきた。
A「……… 。」
でもすやこさんが謝る事ではない…逆にこんな私を本当の家族のように育ててくれる竈門家にお礼を言いたいのに…
私は心の中でそう呟いて言葉を話さない代わりにさっきよりすやこさんを抱きしめる力を強めた。
何も言わずともたったそれだけの事だったけどすやこさんはすみれもAも私の可愛い娘達よ、っと笑ってくれた。
今まで生きてきたこの600年間の間…たったそのすやこさんの言葉が私のとっくに冷めきっていた心を温めてくれた。
それから暫くして竈門家に帰ってくると縁側の方から炭吉さんとすみれ以外の誰かの声が聞こえた。
私は少しヨタヨタしながら縁側の方まで歩いていった。
A「……… 。」
そこにいたのは炭吉さんとすみれにもう1人赤い羽織に黒髪を1つにまとめた誰かの後ろ姿があった。
後ろから黙って見ているとそれから数秒も経たないうちに知らない誰かが振り向いた。
動きに合わせて特徴的な花札のような耳飾りが揺れた。
その人と目が合った瞬間私がずっと頭の中から離らかす事ができなかったあのお方だと察した。
炭吉「おかえり、Aこちらは継国縁壱さんだよ。」
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舞(プロフ) - 人を愛し人に愛された鬼のお話 2【鬼滅の刃】のパスワードを教えていただきたいです！ (2020年11月29日 19時) (
レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
狩華 - すみません、パスワードがわからなくてこの小説の続きが見れないんですが…教えていただけないでしょうか…？ (2020年11月21日 0時) (レス) id: 95ea5261ad (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ。(プロフ) - 東方Pさん» ご指摘ありがとうございます、直しておきました！ (2020年6月14日 16時) (レス) id: 228204aa84 (このIDを非表示/違反報告)
東方P(プロフ) - 47ページの、実弥の字が巳になっています。あとおもしろいです！ (2020年6月14日 14時) (レス) id: e701055d1b (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ。(プロフ) - 白玉の星さん» コメント嬉しいです！ありがとうございます！返信の仕方が分からず遅くなってしまいごめんなさい！面白いと言っていただけて嬉しいです！これからも面白く書けるように頑張ります（笑） (2020年5月28日 19時) (レス) id: 228204aa84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎゆ。 | 作成日時：2020年5月18日 15時
