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炭治郎side
「ヒノカミ神楽 円舞!!!!」
止まるな!走り続けろ!!!!
今止まれば水の呼吸からヒノカミ神楽の呼吸に無理矢理切り替えた跳ね返りがくる!
そうしたら俺は暫く動けなくなる。
だから、今ここでやらなければ!
走れ!!!!禰豆子を守るんだ!!!!
累の蜘蛛の糸はとっても固くて走っている最中も身体のそこら中がきれる。
でも今ここでやらなければ例え相討ちになったとしても!
累の頸に刃を振るった。
でも…累は殺られる前に先に自分で首を斬った。
俺の身体はとんでもない疲労と痛みに蝕まれて動く事が出来なかった。
もうここで終わるのかな…いや冷静になれ…呼吸を使うんだ。
累は血鬼術を使って必ず俺を殺しにくるだろう。
俺は覚悟を決めた時…
何かが凄い勢いで蜘蛛の糸を斬った。
誰か来た…善逸か…
一瞬の事で何がおこったか分からない…
俺は宙に待っていた赤い蜘蛛の糸を眺めていた時…
俺の目の前に誰かが背中を向けて静かに着地した。
誰だ…黒い羽織にはあの模様があしなわれてる。
一つにまとめた漆黒の絹の様な長い髪がなびいてる。
そしてこちらを振り向かず左手は俺をかばうようにしゃがんだ。
?「よく頑張りましたね?竈門炭治郎君…」
俺の名前を強調するように言う女の人は何故俺の事を知ってるんだろう…でもその羽織何処かで見た様な…
累「そもそも何でお前は燃えてないのかなぁ?僕と僕の糸だけ燃えたよね?妹の力なのか知らないが、いらいらさせてくれてありがとう。血鬼術 刻糸輪転」
累が血鬼術を放った。
それでも女の人は微動だにしない。
俺は焦る気持ちで女の人の背中に手を伸ばそうとするけど…女の人がクスっと鼻で笑った音が聞こえた。
そして完全に彼女は赫から漆黒に色変わりした日輪刀を鞘に収めた。
危ない!死んでしまう!
そう思った時…
「全集中 水の呼吸 拾壱の型…凪」
ぽちょんと一滴の水が滴る音がした。
炭治郎「拾壱の型!?」
その瞬間いとも簡単に蜘蛛の糸がパラパラと散っていった。
1歩も届かなかった…最高度の糸がきれた…
そして…俺が瞬きした瞬間累の頸が堕ちた。
A「人の仕事を邪魔しないでくださいよ〜この子は私が斬ろうとしたのに…残念です、ねぇっ、竈門坊や?」
立ち上がった女の人はそう言った。
とても不思議な匂いがする。
優しくもあり、哀しくもあり、その奥で強い怒りを感じる…そして何処か普通の人間とは違ったこの感じ…
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舞(プロフ) - 人を愛し人に愛された鬼のお話 2【鬼滅の刃】のパスワードを教えていただきたいです! (2020年11月29日 19時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
狩華 - すみません、パスワードがわからなくてこの小説の続きが見れないんですが…教えていただけないでしょうか…? (2020年11月21日 0時) (レス) id: 95ea5261ad (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ。(プロフ) - 東方Pさん» ご指摘ありがとうございます、直しておきました! (2020年6月14日 16時) (レス) id: 228204aa84 (このIDを非表示/違反報告)
東方P(プロフ) - 47ページの、実弥の字が巳になっています。あとおもしろいです! (2020年6月14日 14時) (レス) id: e701055d1b (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ。(プロフ) - 白玉の星さん» コメント嬉しいです!ありがとうございます!返信の仕方が分からず遅くなってしまいごめんなさい!面白いと言っていただけて嬉しいです!これからも面白く書けるように頑張ります(笑) (2020年5月28日 19時) (レス) id: 228204aa84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぎゆ。 | 作成日時:2020年5月18日 15時