3人の日常 (ページ44)

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part37 ページ44

ぺいんとside

ぺ「何やってるんだよ死神ーー」

死「うぅーー僕は悪くない！」

でも・・・ずっとあの剣を使ってたから離れるとなると心細くなるな・・・

おじ「で、どの武器を預かればいいんだ？」

サ「あ、３つなんですけど」

そう言って僕らの武器を呼び出した

おじ「ほぅ・・・、剣と大鎌と弓か・・・よく使い込まれてるな・・・」

ぺ「1番新しいのって誰のだっけ」

死「僕・・・になるのかな？出会ってすぐにadd失敗して鎌を粉々にしちゃって、破片集めて泣きながら作り直した記憶あります」

ク「多分私が一番長く使っていますね。弓って材料で性能が変わることがないので」

僕もあの剣は3人と出会う前から使っている年代物？だ

なんだかんだでずっと持ち歩いてたから離れるとなると寂しい

ところが

おじ「・・・残念だが嬢ちゃん、俺にはこいつらは預かれねえ」

サ「な、なんでですか⁉」

おじ「さっき触ってみてわかったんだけどよ、こいつらかなり持ち主に懐いててな・・・泣いてんだよ、静かにな」

ぺ&死&ク「えっ・・・」

サ「そんなことある訳ないですよ！無機物ですし」

春「いや、私なんかわかります。おじちゃんが言ってること。妙に寂しげなんです、なんとなくですけど」

おじ「そこの3人・・・こいつらの持ち主なんだろ？」

ク「そうですけど」

て、展開についていけない

おじ「じゃあお前ら自分の相棒に『戻ってこい』って念じてみな？」

死「な、なんでですか⁉」

おじ「いいからいいから」

よくわからないけどとりあえずいつもと同じように剣を持つ感じで右手を前に出し軽く握る

ふと右を見ると死神君は右腕を水平に伸ばしていた

左を見るとクロノアさんが左手を左下に伸ばし自然体で立っていた

目を閉じると今までの思い出が蘇る

3人でこの剣を握って過ごして来た4年間

そして出会う前、一緒に過ごしていた........との事・・・

ぺ(今まで雑に扱ったこともあったけど

死(僕なんてバラバラに壊したこともあったけど

ク(それでも離れるとなると寂しいんだ、だから

ぺ&死&ク(戻ってきて！)

心の中で思いっきり叫んだ