3人の日常 (ページ22)

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part17 ページ22

ぺいんとside

サ「で、皆さんは魔術学校に行きたいけどもこの拠点の事が心配なのですね？」

パンとベークドポテトとリンゴの朝食を終えた僕たちはサカミチさん達に昨日の話し合い(笑)の結果について相談していた

ク「はい。魔術学校を卒業した後を考えるとこの拠点は捨てがたいですが、長時間拠点を空けておくといたずらにあったりしてしまうので・・・」

死「かといってそのエリュケーナから簡単に往復できる距離ではないんですよね？」

春「ですね。私たちでは片道3日かかりましたし」

サ「んーーー」

ク「どうしたんです？」

サ「いやぁ簡単に解決できるいいもの持ってるんだけど私的利用しても良いのかなって思って」

春「あぁーアレですか。確かに私的利用しても良いのか迷いますね」

サ「でしょ？んーーーーん？あっ！解決できる！」

ぺ「さっきからめっちゃ気になるんですけど！」

春「えっと、私達魔術考古学者は新しい遺跡を見つけると片端から捜索してその遺物とかを持ち帰るんです。ですけどあまりに広大だと一回持ち帰る必要があるんですよ。でもそういう遺跡に限ってエリュケーナから遠いですのでそういう時に特殊な魔術道具を使うんです」

ぺ「魔術道具？」

サ「そう。まぁ何かしらの魔術を宿してる道具って思ってくれれば良いわ。で、それがこれなんだけど・・・」

そう言ってサカミチさんは近くに置いてあった彼女のナップザックから平たいものを取り出した

ク「木の感圧板みたいですけど」

春「はい。元の材料は木の感圧板ですので。ですがすごい便利なんですよ！」

サ「これはね、この上に乗ったものをもう１つの対になる感圧板に瞬間転送させることができるの！」

ぺ&死&ク「えっえぇぇぇぇぇぇーーー！」

何そのめっちゃ便利な道具！