さしす組に似てるとか聞いてない！【呪術廻戦】

○ ページ37

「棒に油性ペンで名前書いて後ろに今は指があったこと書こうぜ」





「その心は？」





「めぐみんに認識してもらいたい」





「呪術師やるなら認識されるでしょ？
はっ！まさか爪痕残したいのか！？」





「そうだよ。」





二人とも

「ならやりたい」

と言い自分の名前と日付を書いていく

後ろの文字は分担することになり、一が『2005年』と書き、三月は『指有り』、俺は『3月15日』と書くことになった。

棒を立てる順番は左から一、俺、三月だ。
ちなみに立てる場所は百葉箱の下。
めぐみんが下を覗いていた時もあった気がしたので認知されるし、あまり見えにくいのでバレない場所でもある。

そんなことを考えているうちに俺は完成してしまった。
二人も書き終わっていたようで、棒を回収し、見させてもらった。

三月は空いた所に落書きをしている。ちなみに玉犬だ。ちゃんと黒と白がいる。かわいい。
一はものすごく綺麗な字で書いている。そういえばこいつペン習字習ってたな。

裏も同じように綺麗に書かれている。プロだわ。
それに比べ、俺は汚い。ものすごく字が汚い。
まぁでもアイデンティティだよな！と思いこのことはなかったことにした。





「やること終わったし、帰るか。」





「あ！なら今日たこ焼きにしない！？」





「じゃあ僕は海老も入れて食べたいかな。」





「そのチョイス好きだぜ。」





「ちなみにそのお金を出すのは？」





「A。」





「……今日だけは許可します」





「っしゃ！一！色々買ってやろうぜ！」





「いいね。Aの全財産使ってやろう」





勝手に全財産を使われる気がしたが気のせいだろう。
あいつら調子に乗りやがって。今日は一つだけデスソース入れてやる。




しばらくこの幸せが続くといいな。

そんなことをひとりでに思いながら家へ向かった。

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