さしす組に似てるとか聞いてない！【呪術廻戦】

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両親に褒められるのは好きだ。
なぜならこれからも頑張ろうと思えるようになったり、自信を持って行動できるようになるからだ。
両親に依存していまいそうなほどに、二人は俺に優しい
でもしてはいけないことはすぐに叱ってくれる。
まさに理想の両親像だ。



「すごいわ！偉くなったわね！A」



「自慢の息子だな！将来いい男になるぞ〜」



母さんは優しく包め込むような感じで頭を撫でてくれる

その手の暖かさはいつになっても忘れることは出来ないだろう。

一方父さんは大きな手でわしゃわしゃと犬のように撫でてくれる。
豪快だが優しい撫で方だ
まるで父さん自身の性格を表しているようだ
頭を撫でられることも好きだ。
昔は体が怯えるほど頭に手を置かれるのが嫌いだった。
でも、この二人のおかげで色々変われているのかもしれない

そう思うと、これからの人生が楽しみに思える。
人は変わることが大切だからな。ここはテストに出るぞ。覚えることだ。お兄さんとの約束だぞ



「あなたそれ口癖ね！じゃあ！そろそろA、プレゼント開けてみて」



「うん！分かった！」



ゆっくりとていねいリボンを解いていく

箱を開け中を見てみると腕時計が入っている
柄は花柄で、蒼色の綺麗な花だ。
その時計を見た瞬間、時間が止まったように感じた
その時計に魅入られたように

ただの時計なのにずっと眺めていられる
でも、時計が綺麗で、かっこよくて、もう言葉に表せられない程に素敵だったのだ
ここまで魅入られるとは思わなかった
もしかして呪霊が何かしたとでは？と考えてしまう

まてまてまて、そうしたら母さんと父さんが危なくないか？
……母さんと父さんを守るために本気で呪術師目指しますか。



「綺麗…！」



「でしょ？このお花はね瑠璃唐綿って言うんだって」



ルリトウワタ？
あまり聞かない花の名前だ。
元々花には興味がなかったし、普段聞かない名前なので聞かないのも当たり前と言えば当たり前だ

ちなみに俺はパンジーとかチューリップとか薔薇とかしか知らない。
マブダチに「それは無知すぎる」とまで言われたことがある
もう一人のマブダチにも「あ○森やってるんだから鈴蘭ぐらいは覚えたら？？？」とも言われた

鈴蘭ってなんだよ。こちとらイースターイベントやるのと金のバラ咲かすのにしか力注いでないんだよ

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