烏野高校には、もう１人２年生が居たようで... (ページ10)

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『ポジションは?』

日向「ミドルブロッカーです!」

え、マジ?

『その身長で?』

日向「うっ......」

日向「ち、小さくても!俺は飛べます!」

『へぇ...いつか見てみたいな。』

どんくらい跳ぶんだろ...。

日向「先輩?はバレー興味あるんですか?」

『あ、僕の名前水野Aね。』

日向「水野さん!」

『そうそう。』

『僕は......う～ん...』

『興味ある...っていうか何ていうか笑』

元々やってました!何て言えない...。

『でも、好き...かな。』

日向「でもバレーやんないんですか?」

『そう質問されると何とも...』

『今の僕には...やれないと思うよ。』

日向「？」

日向「怪我ですか?」

『いや、そうじゃないんだけどね。』

『周りからすれば、くだらない理由だよ。』

日向「？」

日向はますます分からなくなっていったようで、頭を抱えている。

『まぁ、とにかく、僕はバレーやんないってことかな。』

『ごめんね。』

そう言って、その場から立ち去ろうとして、日向に背を向けた。

日向「あ、あの!」

『ん?』

日向「バレー自体は出来るんですか?」

日向「繋ぐじゃなくて......」

日向「打つとか!トス上げるとか!」

『それくらいなら...まぁ...』

日向「じゃ、じゃあ!」

『？』

日向「今度!練習付き合って貰えませんか!?」

いきなりの事だったから少し驚いた。

『......別に良いけど。』

日向「!!」

日向「やった!!」

日向「じゃあ、今度教室に行っても良いですか？!」

『あー...』

教室は田中が...。

『それはちょっと...。』

日向「え......。」

日向はしゅんとテンションを下げた。

『あ、えと......。』

『体育館裏。』

『そこなら良いよ。』

日向「ほんとですか?!」

テンションの上がり下がりが激しいなw

『ん。』

『明日の昼、ご飯食べたら体育館裏な。』

日向「はい!」

『あ、一人で来いよ？』

『あと、誰にも言うな。』

日向「？」

日向「うす!!」

どうやら僕はなたバレーと関わっていくようで。