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『じゃ。』
そう言って僕は教室に戻る。
日向...日向...
聞いたことはない名前だな。
どんくらい跳ぶんだろう...。
田中「なぁA。」
『ん?』
『何？』
田中「俺の分買ってきた?」
『誰が買ってくるか!』
田中「えぇ〜」
『欲しいならあらかじめ金渡しとけ。』
田中「渡したら行ってくれんのかw」
『二度手間だからもう行かない。』
牛乳を飲みながら田中と話す。
田中「にせても、お前ほんと牛乳飲むよな。」
田中「そんなに身長気にしてんのか？」
は?
田中がそう言った後、僕は田中のすねに蹴りをいれた。
田中「あだっ!」
『気にしてない。』
第一僕はそんなに小さくないから!!
そこまでではないから!!
田中「気にしてんじゃ...」
『あ?』
田「な、ナンデモナイデス。」
『ん。』
身長のことには触れるなっていつも言ってんのに...
...ほんと気にしてないからな!?
田中「で?」
田中「Aはどうしたら戻ってきてくれんの?」
『知らね。』
いい加減しつこいなぁ...
田中「この前お前の大好きな"旭"さんが言ってたぞ〜」
ﾋﾟｸｯ
東峰先輩が...？
『なんて。』
田中「やっぱ、水野が居ないとなんか安心感薄れるよな〜」
田中「って。」
『......。』
東峰先輩が...ほんとに言ったのか...？
田中の言うことだしなぁ...
田中「......(やっぱこれが一番効果あんのな。)」
うーん...
でも、僕じゃなくても西谷がちゃんと守ってくれるし...
田中だって決めてくれるし...
信頼のあるトスを上げてくれる菅原先輩も居るし...
安定したレシーブで支えてくれる澤村先輩だって...
田中「おーい、ネガティブ思考止めろーw」
『え。』
田中「見れば分かる。」
田中「あ、こいつこんなこと考えてるだろって。」
『マジ?』
田中「Aに関しては流石の俺でも分かる。」
うっそぉ......
田中「この間、旭さんが薬やってるって噂あったなー。」
『は?』
『マジ?』
田中「あ、やべ。(攻めすぎたわ。)」
『誰が流した、そんな噂。』
『そいつ半○しにしてやる。』
田中「え!?おいストップストップ!!」
『え?』
田中「......噂は噂だし、旭さんも気にしてなかったぜ?」
東峰先輩が気にしてないなら...
『分かった...。』
田中「(やっぱ旭さんで攻めんのはよそっと...。)」
ーその頃ー
旭「A、いつ戻ってくるかなぁ。」
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作者名：SkyMoon | 作成日時：2023年11月5日 16時
