みゅーじっく(×ar) (ページ8)

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歩幅…yb×ar ページ8

切なめ

年齢：高校2年生～

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ar

少し寒い風が吹くある日の夕方。

小さな公園に2人で立ち寄った俺たち。

ベンチに座って他愛もない話をする。

薮｢子供って可愛いねぇ｣

はしゃいでる子供をふにゃんとした優しい笑顔で見つめる俺の愛しい人。

｢そうだね。見てるだけで癒されるよね｣

そんな彼をその子のパパの姿に重ねて見てみる。

将来子供が出来たらきっと優しいパパになるんだろうな…。

薮｢大ちゃん子供好き？｣

｢うん好き。でも、薮くんの方が好き…！｣

薮｢なんだそれ。可愛いなぁ～ほんとにもう！｣

いつもの何気ない日常の片隅。

これから歳をとっても2人で顔を合わせて笑う俺たちを想像してみたりする。

俺はずっと薮くんの隣にいたい。

薮｢あ、大ちゃんブランコ乗らない？｣

俺よりずいぶん高い背丈の彼は嬉しそうにブランコまでかけて行く。

見た目によらず俺より子供かも…。

薮｢ほら大ちゃんも早く～～！｣

あんなに笑顔で呼ばれたら乗らない訳にはいかない。

｢久しぶりだな～ブランコなんて乗ったの｣

2人で並んでブランコをユラユラと揺らす。

そんなことでさえ幸せだと感じる。

でも時間はどんどん過ぎていってしまう。

いつまでもこの幸せが続けばいいのに。