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68話 ページ37

「あらこれが伊織が言ってた猫?」

「ええ。」

「綺麗な瞳やね。猫ちゃん。」

猫谷さんはだいたい今まで男たちの面倒見てもらっていたからだろうか、優しく紅葉が猫谷さんを撫でたので照れくさそうだ。

『(やっぱり女の子っていいよね。)』

猫谷さんは紅葉の膝にちょこんと座った。

「ええ子やね。さ、伊織。はよ行きましょか。阿知波会長も待ってると思うし。」

「分かりました。くれぐれも猫さん大人しく頼みますよ。」

分かっているというように猫谷さんはそっぽを向いた。

『(それにしてもムガはこの子を大切に思ってるんだろうなぁ。)』

ふと猫谷さんはそう思った。

そう思うのは彼の人柄からだろう。

冷静で無頓着な彼が誰かを、1人を気にかける。

それが猫谷さんには信じられなかった。

『(昔知りたくないものを知ったって言ってたけど…)』

それはきっと愛なのだろうか?

なんて猫谷さんは窓の外を見つめそう思うのだった。

🐾🐾🐾🐾

「もしもし?灰原か?」

スマホのバイブ音に反応したコナンが電話に出た。

「ええ。貴方に頼まれた例の写真の男貴方が会ったって言う女の人が言ってたことと一緒だったわ。一応調べたプロフィールはメールで送るわ。後で確認して。」

「サンキュー、それでかるた札の方はどうだ?」

「さっき解析ソフトに移行したところよ。流石博士ね。早ければ1時間後には握られていた札を見つけることが出来るわ。」

「よし。そっちの方も解析が終わったらすぐに知らせてくれ。」

「ええ…」

そう返事したところでブツっとコナンは電話を切った。

何か言いかけていた灰原は全く…と言ってため息をつくのだった。

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チョコミント(プロフ) - あおさん» 猫じゃらしでした!!!!!!!すみません!!!! (9月20日 0時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます!すみません、沢山ご指摘してもらって。本当によく読んでもらえてるみたいで…気を引き締めて文字を打ちたいと思います。ご迷惑おかけしました。 (9月20日 0時) (レス) @page34 id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
あお - 65話の電話のやりとりにて。大阪は県警ではなく府警ですよ。大阪府なので。 (9月19日 13時) (レス) @page34 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 46話のおまけで、猫谷さんは猫谷を掴むとありましたが、どういうことでしょうか。 (9月19日 10時) (レス) @page15 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チョコミントチップス | 作成日時:2023年5月25日 19時

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