事件の近くに猫谷さん【名探偵コナン】

56話 ページ25

「聞き間違いは置いといて、かるたや！かるた！」

『そうだね！』

「さっき言ってた札をこん中から見つけんのは骨やで」

確かに…。

「それなら任せろ。そういう解析が得意な奴がいる」

なるほど、協力者がいる。

その協力者がいたからこそあの黒衣の騎士トリックが出来た？

そうなると成人の…

いや。

仮にアポトキシンの解毒薬があれば？

…完全には戻れないけど数時間だけならお酒の成分でなんとか解毒薬を再現出来るはずだ。

ならば子供という線もある。

それもアポトキシンを熟知した人物…。

「なんや？あのリモコン血の付き方からみて被害者のすぐそばにあったはずやのに…」

あ。ホントだ。

すると服部くんは手袋をはめて鑑識の方を見た。

「すみません！あの倒れてるテレビ起こしてもええですか？」

「ええ、どうぞ。」

許可を得て服部くんはテレビを起こす。

「殺される直前までリモコンを操作してたんやったらなにか写っとるかもしれへん。」

そう言ってテレビの電源を入れたその時だった。

「「！？」」

『これは紅葉ちゃん…？』

「矢島さんは襲われる直前までこれを見ていたのか？」

「ん？どうされました？」

そう会長が声をかけてきた。

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