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十二 ページ12
……しかし、晧壱は実際に話していると、変人などと言われるような人物ではありませんでした。普段から全く笑わないことを除けば、クラスメートの誰とも変わりのない、ただの学生です。暑ければ項垂れていますし、寒ければ首を縮めていますし、テストの結果に一喜一憂しますし、たまに授業中に舟を漕ぎます。……もしかしたら、中身が普通であることの方が変人と呼ばれる所以なのではないか、と思うほど、健全な生徒でした。……やはり、気に掛かるほど笑わないのですが。他人の表情を視続ける私は、それが厭に気に掛かりました。彼は、何があっても表情ひとつ変えないような冷たい人物、ということはないのです。むしろ、感情も表情も豊かな人物でした。しかし憶えている限りでは、結局、彼の笑った顔は一度たりとも見ていません。………………いえ、ただそれだけの話なのですがね。私から彼に深入りすることはなかったし、できませんでしたから。
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作者名:蟻蟀 | 作成日時:2022年10月21日 15時