【マッシュル】七人兄妹の末っ子ちゃん

第8話 ページ9

ブラッド「ナルコムパス ディアゴルス！！」


ドゥ


マッシュ「・・・」


バチン


ブラッド「(えー)」

マッシュ「・・・」

ブラッド「くっ…………」

ブラッド「クソがああああ！！！」


ボッ ボッ ボッ


トッ


ブラッド「(こいつ)」

ブラッド「(ヒザで勢いを◯してやがる！！)」


ポン ポン ポン ポン ポン ポン ポン ポン


ブラッド「(さらにお手玉)」


バ バ バ ッ サ ー ン


ブラッド「(すごいドリブルまで)」

ブラッド「(完全になめてやがる………)」

マッシュ「じいちゃん 杖借りるよ」


スッ


ブラッド「(どういうことだ………こいつ魔法が使えたのか！？)」

ブラッド「(まあいい どっちにしろ並の魔法じゃオレに届くこともねぇ………)」


フォン


ビュッ


A『あ』


ガッ


ビ イ ィ ィ ィ ィ ン


ブラッド「え……………………………………え？」

A『あははははっ！』

ブラッド「(初めてみた。魔法の杖をそうやって使うやつ―――――――)」

マッシュ「次 僕の家族に手出ししたら………◯すぞ」

レグロ「(いや自衛のためと筋トレさせてのワシだけど)」

レグロ「(なる！？ そこまで！？)」

レグロ「(え？ てことはAも！？)」


チラッ


A『ん？ あー。私はあそこまでしないよ？』

レグロ「(できないとは言わないのね)(泣)」

レグロ「(じゃが……もう終わりじゃ……)」

レグロ「(こいつらを一旦 追い払ったとしてもじきに…………)」

ブラッド「クククククク」

ブラッド「クハハハハハ おもしれぇ」

マッシュ「！」

ブラッド「取引だ キノコ頭」


フ ァ 〜 ン


マッシュ「・・・」

ブラッド「オレの頼みを聞いてくれりゃ……お前もあいつもじじぃも見逃してやる」

A『…………(”あいつ”って誰だろ？)』←あいつ

マッシュ「取引………？」

ブラッド「宗教色の強いこの国じゃ、年に一度最も優秀な学生を神に選ばれし者として崇める」

ブラッド「”神覚者”ってもんがある」

ブラッド「それに選ばれろ 魔法学校へ行ってな」

ブラッド「簡単な話 それに選ばれりゃ神が認めたってことだ。つまり世間がお前を認める」

ブラッド「オレはそれに付属する金品や権利をもらえればいい………」

ブラッド「もちろん援助はする」

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