【マッシュル】七人兄妹の末っ子ちゃん

第18話 ページ19

ウォールバーグ「ゴホン」

ウォールバーグ「まず最初になぜ我が校を選んだのかを聞こう………。」

マッシュ「・・・。」


マッシュ「家族と平和に暮らすためです。」

「答えになってないわ」

「どうゆうことだ？」

ウォールバーグ「よいよい。では次に…………迷路の試験で時間がないのに女の子を助けたのは本当かね？」

マッシュ「まぁ一応」

ウォールバーグ「なぜじゃね？君がわざわざ不合格のリスクをとったのは」

マッシュ「なんだか後悔しそうだったんで(それにAとの約束だったし)」

ウォールバーグ「フォフォフォフォ」

ウォールバーグ「君はどうやら後先をあまり考えないタイプらしい。もしスフィンクスが君より強かったり、壁が壊せなかったらと考えなかったのかな？」

マッシュ「まぁ、考えたところでやるしかないんで」

ウォールバーグ「フォフォフォ 非常に面白い」

ウォールバーグ「じゃがその答えは君がまだ世界を全く知らないから言えることじゃ。君より強い者はこの世にゴマンとおる…………。」

ウォールバーグ「君より圧倒的に強い存在が立ちはだかった時。はたして同じような行動がとれるかな？」


ザワッ


マッシュ「！」

ウォールバーグ「例えばそれが……ワシだとしても？」

「(なんて圧倒的な魔力………………！)」

「(息がつまりそうだ！しかもこの魔法は………。)」


キリ


キリ キリ


マッシュ「なんだこれ」

ウォールバーグ「この魔法は対象者の一番大切な者の魂を人形に移すことができるんじゃ。この国じゃワシしか使えない古代魔法じゃ…………。」









ガクン


ブラッド「え？…………じいさん？どうした？」

ブラッド「え？ちょっじいさん？こわっ。うそ？ちょえ？じいさあああん！」

A『え？じいちゃん？』


トタ トタ トタ


A『ブラッドさん！じいちゃんどうしたの！？』

ブラッド「いきなり倒れたんだよ！」

A『えぇ！？』









ウォールバーグ「もちろんそれだけではない。魂の移った人形にナイフを突き刺せば…………その者はもう帰ってこない。」


ガッ

ボタ ボタ


マッシュ「・・・。」


キリ キリ キリ


ウォールバーグ「フォッフォッフォッ。言わんかったかね、ワシは君より圧倒的に強いと…………。」

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