今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:18,089 hit
小｜中｜大
32 ページ39
「社長には、兄弟共々お世話になってたんだ。この屋敷に居候させてもらって、社長のコネで会社にも就職できて。でも…。」
弘治は涙を流す。
「弟が一度大きなミスをして。そこから社長の、弟に対する態度が急変したんだ…。理不尽に責めて、何かあったら弟のせいにするようになって。遂には金に困り、会社の借金まで弟に全てをなすりつけようとして…。」
「そんな、酷い…。」
「精神を病んだ弟は、悩んだ末に…丘野上電鉄の回送電車に飛び込み、自 殺…。全て、全てあの社長が悪いんだ！」
「そうよ！弘治さんは、弟正治さんの仇を討っただけです…正治さんも、きっとそれを望んで…。」
それだけ言うと、道野は泣き崩れる。
山村に同行され、弘治は警察署へと向かった。
心なしか哀愁の漂う、怨恨の洋館を後にして。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 205人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
clone Alice - リリさん» ありがとうございます！更新は遅いですが、話はできてるので必ず公開しますね！ (2022年3月30日 20時) (
レス) id: 2476b11c54 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 初めはして！一気読みしました!!続き楽しみです‼ (2022年3月24日 13時) (レス) @page10 id: f34a09b788 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：clone Alice | 作成日時：2021年9月4日 18時
