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「メイドさんが夜に聞いていた音って、なにかを打ち付ける音だったんじゃない？」
コナンの問いに、榊は例の音を思い出す。
「そうね…そう言われれば、そんな気もするわ。」
「そう、メイドさん達を悩ませていた音の正体は…アルミホイルで凶器を造っていた時の音だったんだ。」
「ど、どう言う事？」
蘭の疑問に、コナンはアルミホイルを簡単に丸めて見せる。
「こうやって丸めれば、ほら、硬くなるでしょ。」
「確かに。でも、これだけで撲殺は流石に…。」
「これだけだったら無理だけど、大量のアルミホイルを使ってたくさん丸めれば、かなり大きな塊ができるはずだよ！」
「そっか…。」
「で、でもどうしてそれがあの音の正体になるんですか？」
榊が言うと、コナンは持ってきたハンマーを取り出した。
「警察の人から借りたハンマーだよ。これで、アルミホイルの塊を叩けば…。」
コン！と硬質な音が周りに響く。
「あ、それです！私が夜に何度も聞いた音！」
「確かに、そんな音だったかも…。」
榊と弘治は納得する。
「それ、見た事ある…アルミホイルの塊をハンマーで叩くと、綺麗な球体になるんだよね。」
「アルミホイルの中にある自由電子を、ハンマーで叩くことによって硬く結合させる仕組みですね。」
蘭の言葉に解説をする安室。
「そうして硬くなったアルミホイルの塊は、充分に殺傷能力があるんだ。それを袋か何かに入れて振り回し、ブラックジャックの要領で社長を撲殺した。」
「な、なるほど〜！…いや待って、それなら力がいらないから誰でも簡単に実行する事ができる。つまり…道野さん！あなたでも可能だという事ですよ！」
「えぇ！」
再び降り掛かってきた疑いに、驚く道野。
「彼女はちげぇよ。」
「なぜですか！社長が遺したダイイングメッセージにも、米花という文字があったんですよ！米花町に当てはまるのは、道野さんだけですし…」
「あのメッセージの意味は、米花町ではないんだよ。」
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clone Alice - リリさん» ありがとうございます！更新は遅いですが、話はできてるので必ず公開しますね！ (2022年3月30日 20時) (
レス) id: 2476b11c54 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 初めはして！一気読みしました!!続き楽しみです‼ (2022年3月24日 13時) (レス) @page10 id: f34a09b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：clone Alice | 作成日時：2021年9月4日 18時
