歌パロ (ページ26)

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付き合いが長いからか北斗がこういう時どこ行くかはなんとなく分かるんだよね

あ、いた
ほらやっぱり

優吾「北斗」

北斗「…なに」

優吾「……っ！」

振り向いた北斗の目には涙が…

優吾「なんで泣いてんの？戻ってきなよ」

北斗「むり。絶対きらわれた…」

優吾「なんで？」

北斗「おれ自分のことしか考えてなかった」

優吾「二人に何があったかなんて知らないけど、ジェシーが『俺、なんかしたかな…？』って心配してたよ」

北斗「ジェシーが…？」

優吾「うん。だから戻ってきな」

北斗「おれ、きらわれてない？」

優吾「嫌われてないよ！大丈夫だから！北斗は北斗らしくいれば大丈夫」

北斗「ふふっそっか！うん！戻る！髙地ありがとう！」

優吾「はいはい。そういえばジェシー明日オフだって。観たい映画あるって言ってたから誘ってみれば？」

北斗「まじ？誘ってみる！！じゃあ、そのとき告おうかな…」

ジェシーに何を言うんだろう…？

＿＿＿

北斗と一緒に戻ってきたら
ジェシーが駆け寄ってきて北斗を抱きしめた

これで良かったはずなのに胸が痛い

大我「おかえり」

優吾「ただいま～」

大我「二人抱き合ってるけど良いの？」

優吾「なにが？」

大我「なにが？って…」

呆れた表情の大我
そんな顔されたって、ねぇ？
分かんないものは分かんないよ

大我「なんとも思わないの？」

優吾「やっぱりお似合いだな～とは思うよ」

これは嘘じゃない

大我「本当にそれだけ？」

優吾「……ちょっとモヤモヤはするけど」

胸が痛いもん

大我「それってさ、ヤキモチじゃないの？」

ヤキモチ…？

優吾「誰が？」

大我「髙地が北斗に対して」

優吾「まさか(笑)」

そんなはずないでしょ

大我「思い当たることないの？」

思い当たること…
楽しそうな北斗とジェシーを見たら胸がチリチリ痛んだ

優吾「……あるかも」

大我「なんでかわかる？」

優吾「分かんない」

大我「ここまできてまだ分かんないの？」

段々イライラしてきた様子の大我
そんなこと言われても分かんないよ

黙り込む俺に…

大我「髙地はさ、ジェシーが好きなんじゃないの？」

優吾「ん？ジェシーは好きだよ？」

ジェシーのことはみんな好きでしょ

大我「じゃなくて！恋愛対象として！」

優吾「……え？」