【７】 ページ7
Aside
翌日。
俺と松潤は一緒に登校した。
校庭を見ると其処にはサッカー部が居た。
サッカー部の部員の中には勿論、櫻井先輩の姿も含まれている。
櫻井先輩、カッコいいなぁ。
「雅紀、櫻井先輩だ。素晴らしいプレーを連発してるっ！」
松潤は隣で櫻井先輩のプレーを見て、目を輝かせながら、興奮していた。
俺も視線は櫻井先輩に釘付けだ。
「キャプテンのシュート、止めてやるぜ！」
「決めるよ。」
櫻井先輩のシュートはギリギリ、ゴールキーパーに弾かれて、少し失速したが、俺らの方へボールが飛んできた。
「雅紀、危ないっ！」
「俺にもサッカーの才能が欲しい〜！！」
俺はそう叫びながら、向かって来るボール思いっきり、蹴り飛ばした。
そのボールはゴールキーパーの元へ。
「雅紀、大丈夫か？てか、お前、凄いな。」
「あははっ、偶々だよね。」
すると、櫻井先輩が慌てて、やって来た。
「あ、あの、君達、だ、大丈夫？」
「はい。大丈夫です！」
「で、でも、擦り傷があるから、保健室に行った方がいいんじゃないかな？一応、行くべきだよ。てか、連れて行かせてよ。元々、僕が悪いんだし。」
櫻井先輩は罪悪感があるらしく、そう言った。
松潤はニヤニヤしている。
俺、別に意識してないからね！
俺と松潤と櫻井先輩は保健室に向かった。
「失礼します。あの、二宮先生、いらっしゃいますか？」
例の如く、ニノちゃんはゲームに夢中だ。
「ね〜、養護教諭のニノちゃん、ケガ人を助けてくれないの〜？」
「分かりましたよ。せっかく、レベル上げをしてたのに。相葉君の擦り傷でわざわざ、二人も着いて来るとはね。」
ニノちゃんは呆れながらも、俺の擦り傷の処置をしてくれた。
「あの、君、名前は？」
「相葉雅紀です！」
「相葉君、君はサッカーの才能あるよ！さっきの凄かった。」
櫻井先輩は、俺にサッカー部に入って欲しいと言っているような感じだった。
「あのっ、櫻井先輩、俺、サッカー部に入部予定です！」
「お〜！嬉しいなぁ。」
松潤がサッカー部に入部する事を伝えると櫻井先輩は嬉しそうに微笑んでいた。
その笑顔がとても綺麗で、もっと見たいと思ってしまう。
でも、俺は野球部の方が向いてる。
サッカー部の助っ人は、かろうじて、経験済みだけど、其処までの実力じゃない。
「相葉君は何部に入る予定？」
「えーっと、野球部です。」
「そっかぁ。でも、才能無いなんて言っちゃダメだよ？」
櫻井先輩はそう言うと去って行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山風無限(プロフ) - さくらさん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�検討させて頂きます！そろそろ、コメントを踏まえてストーリーを進めないといけないので、結果はお楽しみにしていて下さい！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月26日 23時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 1 でお願いします！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: acb138d43d (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - ヨッシ〜さん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�確かに大野さんは怖い感じを醸し出してますね！検討させて頂きます！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシ〜(プロフ) - こんばんは。�，任�願いします。どんどん大野さんが変化していって怖いです。やはり櫻葉でお願いします。 (2017年1月23日 21時) (レス) id: 5fc4fb2792 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - あきこさん» コメント、ありがとうございます！�△任垢諭�検討させて頂きます！山の関係性は作者も大好きです！これからも作者の作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山風無限
| 作成日時：2016年11月26日 12時
