【６】 ページ6
Oside
時間が経過して、おいらは仕方なく気持ち良さそうに寝るしょうをゆっくり起こした。
「しょう、しょう、起きて？」
「・・・んぅ、うぅ、お〜の、さん。」
「おはよう、しょう。まぁ、時間的にはおはようじゃないけどね。」
「あっ、大野さん、えっと、ぼ、僕が寝てたから、ご、ごめんなさいっ！」
「しょう、おいらの事なんて気にしなくていいと言っているだろ？それにおいらがしょうを困らせたんだから、当然の仕打ちだ。」
「ん？大野さんが僕を困らせた？」
しょうは気絶したから、おいらが無理矢理、キスした事、覚えていないみたいだね。
その方がしょうの身の為だけどね。
「何でも無いよ。しょう、帰ろうか。」
「はい！」
しょう、君は悪夢を見てたんだよね？
なのに、おいらに話してくれないの？
魘されているしょうをおいらは黙って指を咥えて見ていろって言うの？
澄ました顔なんて、ズルいじゃないか。
おいらとしょうは帰り道を歩く。
「しょう。実はね、もうすぐ、新作の絵が完成するんだ。」
「僕、見たいです！ずっと、完成を楽しみに待ってたので、嬉しいです！」
しょうは新作を描く度、完成した絵が披露されるのを楽しみにしている。
絵が完成したと告げた時のしょうの表情は言葉では表せられない位、可愛い。
本当に、おいらの絵を待っててくれているんだという事がひしひしと伝わってくる。
おいらはしょうの為なら、何枚でも新作の絵を描いてあげる。
しょうを想像する度に、おいらの創作意欲が吹き荒れる滝のように湧いてくるんだ。
「どんな絵なんですか？」
「風景画だ。」
「ふ、風景画なんて、珍しいですね。」
「一度、しょうと行ってみたい場所を想像して描いてみたんだ。」
そう言うとしょうは深く考える。
しょう曰く、少ない言葉数からおいらが描きそうな絵を想像するのが楽しいんだってさ。
これが勘違いだとしても、おいらはしょうに愛されてると言える気がする。
「しょう？」
「僕は大野さんと一緒なら、何処でも楽しいと思う気がする。今回は想像しにくいなぁ。」
しょうはそう言って、おいらに向かって天使のように微笑む。
ホント、これだから、困るんだよね。
だから、狙われてしまうんだよ？
こんな好かれそうな発言を軽々しくしたら、誰だって、勘違いするよ？
「どうした？」
「い、今のっ！あ、改めて考えると、は、恥ずかしいです/////」
しょうはそう言って、顔を赤く染めていた。
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山風無限(プロフ) - さくらさん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�検討させて頂きます！そろそろ、コメントを踏まえてストーリーを進めないといけないので、結果はお楽しみにしていて下さい！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月26日 23時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 1 でお願いします！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: acb138d43d (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - ヨッシ〜さん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�確かに大野さんは怖い感じを醸し出してますね！検討させて頂きます！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシ〜(プロフ) - こんばんは。�，任�願いします。どんどん大野さんが変化していって怖いです。やはり櫻葉でお願いします。 (2017年1月23日 21時) (レス) id: 5fc4fb2792 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - あきこさん» コメント、ありがとうございます！�△任垢諭�検討させて頂きます！山の関係性は作者も大好きです！これからも作者の作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
| 作成日時：2016年11月26日 12時
