【５】 ページ5
Aside
櫻井先輩は、高嶺の花。
松潤の言葉が脳裏に浮かんでいた。
いつの間にか下校時間になっていた。
「雅紀、帰ろうぜ。」
「あっ、うん。」
俺、そんなにボーッとしてたっけ？
櫻井先輩に一目惚れしてから、こんな調子だ。
「雅紀、結局、部活は何処にするんだ？」
「やっぱり、野球部かなぁ。」
出来れば、サッカー部に入って、櫻井先輩と話してみたいけど、そんな生半可な気持ちで部活をやるのは違うと思う。
サッカー部の助っ人はやった事があるけど、正直、向いてないと思ったから、俺は野球部だ。
「雅紀だけじゃないよ。」
「えっ？」
「櫻井先輩に惚れた奴なんて、沢山、居る。みんな、下心満載で入部体験に来て、軽い気持ちでやる。本心を知ったら、櫻井先輩はどう思うんだろうな。」
「そんな気持ちでサッカーしてたら、櫻井先輩を含めた先輩方に不快な思いをさせるから、俺はサッカー部には入部しない。」
「雅紀はそういう点で偉いよな。ちゃんと人の気持ちを考えられる。」
「ありがとう、松潤。」
そうだよね。
やっぱり、松潤も思うよね。
松潤にはサッカーがしたいという気持ちがあるし、櫻井先輩に憧れているだけで、恋愛感情は無い。
松潤は、純粋にサッカー部に入部を希望している生徒だ。
そんな生徒が後、どのくらい居るのだろうか？
「あっ、ニノちゃんだ！」
「ニノちゃん？」
「ハァー。相葉君、ニノちゃんは止めろと散々言ってますよね？松本君、相葉君が迷惑かけていませんか？」
「二宮先生、大丈夫です。」
「そういえば、ニノちゃんは何で松潤の事、知ってるの？もしかして、知り合い？」
「親戚なんです。松本君は相葉君に比べて、しっかりしてます。それでいて、サッカーが上手なんですよ。」
「やっぱり、松潤は凄いんだね」
ニノちゃんは、これから、ゲームショップに行くらしい。
それって、養護教諭として大丈夫なのかな？
最後に聞いてみた。
「ニノちゃんは櫻井先輩をどう思ってる？」
「櫻井君は優等生ですね。相葉君は彼を見習うべきだと思います。ですが、彼はミステリアスでもありますね。」
ミステリアス？
部活動紹介の時の櫻井先輩は、そんな感じは全然、しなかった。
むしろ、友好的で優しくて掴み所がある感じ。
「松本君と一緒なら、自然と櫻井君の情報は入ってくると思いますけどね。」
ニノちゃんは松潤がサッカー部に入部希望をしている事を把握しているようだ。
俺と松潤って、意外な所で繋がっていたんだね。
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山風無限(プロフ) - さくらさん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�検討させて頂きます！そろそろ、コメントを踏まえてストーリーを進めないといけないので、結果はお楽しみにしていて下さい！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月26日 23時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 1 でお願いします！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: acb138d43d (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - ヨッシ〜さん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�確かに大野さんは怖い感じを醸し出してますね！検討させて頂きます！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシ〜(プロフ) - こんばんは。�，任�願いします。どんどん大野さんが変化していって怖いです。やはり櫻葉でお願いします。 (2017年1月23日 21時) (レス) id: 5fc4fb2792 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - あきこさん» コメント、ありがとうございます！�△任垢諭�検討させて頂きます！山の関係性は作者も大好きです！これからも作者の作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
| 作成日時：2016年11月26日 12時
