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Sside
怖い。
嫌だ。
大野さん、怖い。
「ううっ、い、嫌だぁっ！」
「まだ拒絶するつもり？」
「僕は相葉君が…っ！？」
言えない。
これ以上、言ったら…きっと！
「しょう、いい加減にしなよ。いくら、優しいおいらでもそれ以上は許せないなぁ。」
「ヒィッ！」
息が出来ない。
呼吸が苦しい。
酸素、酸素は何処？
僕、もう死ぬのかな…。
あはは、もう、死ぬんだ…。
最後くらい、好きな人の顔が見たい…って、無理だね。
もう、好きだった大野さんも居ないし、相葉君もきっと、こんな僕を見たら、幻滅するだろうね。
『翔、おいで…俺とやり直そう。』
『しょう、おいで…おいらとやり直そう。』
大野さんの声が複雑に重なっていく。
走馬灯のように、大野さんとの思い出や短かった相葉君との思い出が蘇ってくる。
もう、十分かもしれない。
僕は死んでも誰にも被害を被らない。
きっと…。
「櫻井先輩！！」
ふわふわとした感覚から、身体を引きずり出すように、相葉君が僕の腕を引っ張り、強く強く抱き寄せた。
「大野先輩！櫻井先輩を苦しめるのは止めて下さい。櫻井先輩に、そんな事をしても振り向かないですよ。どうせやるなら、俺と正々堂々、勝負しましょうよ！」
「黙れ！」
「黙りません！俺は櫻井先輩が泣いてる所なんて見たくないんです！櫻井先輩が苦しんでいる所を放っておけないんです！その元凶は全て大野先輩だ。櫻井先輩を苦しめて満足ですか？」
「君に…翔の何が分かる。翔の全てを知り、翔を純粋に愛してきたのは俺だ！一目惚れとかで翔に近づいてくる悪い虫達とは違う！全て知ってるような口振りで語るなっ！！」
大野さんは怒っていた。
こんな大野さんを見たのは初めてだ。
「櫻井先輩の全てを知っているなら、櫻井先輩の嫌がる事だって、分かりますよね？それなのに酷い事をして…先輩の方が分かってない！しかも、櫻井先輩を強引にキスして、物と同然のような扱いをして、そんなの間違ってる！」
「…んふふ、初めてだよ。俺を此処まで怒らせた人間は…。後輩に怒りなんて示さなかったのに、君が初めてだ。」
いきなり、冷静になった。
大野さん、その笑顔は…。
何か悪い事でも企んでいるの？
僕、どうすればいい？
「櫻井先輩が大野先輩の事が好きなら、それ以上の事は言いません。ですが、違う人が好きなら、俺は大野先輩を否定します！」
相葉君はハッキリそう言った。
男気が溢れていた。
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山風無限(プロフ) - さくらさん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�検討させて頂きます！そろそろ、コメントを踏まえてストーリーを進めないといけないので、結果はお楽しみにしていて下さい！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月26日 23時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 1 でお願いします！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: acb138d43d (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - ヨッシ〜さん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�確かに大野さんは怖い感じを醸し出してますね！検討させて頂きます！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシ〜(プロフ) - こんばんは。�，任�願いします。どんどん大野さんが変化していって怖いです。やはり櫻葉でお願いします。 (2017年1月23日 21時) (レス) id: 5fc4fb2792 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - あきこさん» コメント、ありがとうございます！�△任垢諭�検討させて頂きます！山の関係性は作者も大好きです！これからも作者の作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
| 作成日時：2016年11月26日 12時
