【27】 ページ28
Sside
「そうだね。僕、自然と無理してるのかも。」
相葉君は本当に優しい。
今となっては大野さんとは大違いだ。
〜〜♪♪
「櫻井先輩。スマホ、鳴ってますけど…。」
見たくない。
どうせ、大野さんだ。
僕を脅して、相葉君との仲を引き裂こうとしているんだ。
「櫻井先輩？」
「相葉君も居るし、今は出なくても…。」
「俺に対して、気を遣わなくていいですから、ちゃんと出て下さいよ。緊急の連絡だったら、櫻井先輩、困っちゃいますよ？」
緊急な訳が無いんだ。
相葉君、これは僕が聞きたく無い声の主からの電話なんだ。
でも、何故か、そう言う事が出来ない。
これじゃあ、今まで通り、僕が大野さんに依存しているみたいじゃないか。
「もしかして、大野先輩ですか？」
「そ、それはっ！」
悟られた。
大切な後輩である相葉君を僕と大野さんの揉め事に巻き込みたくない。
でも、違う人と言えない。
僕に連絡してくるような人なんて大野さんくらいで居ないし…上手くかわせる理由が無い。
「お願いだから、此処で待ってて！」
僕は慌てて、スマホを持ち、外に出た。
・
・
・
外に出ても鳴り続けるスマホ。
やっぱり、電話の主は大野さんだった。
「……ッ、も、もしもし…。」
『電話に出るの遅かったね。おいらが二人の邪魔したかなぁ？』
「なっ！？」
『言ったでしょ？おいらはしょうの全てを知ってるし、これからも知り続けるからってね。おいらからの電話に出るの今までで一番、遅かったよ？いつものしょうなら、真っ先に出てくれるのになぁ。』
理由なんて、分かってるくせに。
もう、僕は大野さんなんか……。
「もう…僕に電話しないで下さいっ！！」
『んふふ、珍しくおいらに意見するんだね。最近のしょうはそんな感じじゃなかったのに。でも、少しずつ前のしょうらしくなってるから、おいらは嫌がらないよ？』
「……僕に構わないで下さいっ！！」
僕はそう言って一方的に切った。
これでいい。
これなら、大野さんも僕を嫌いになってくれるだろう。
『翔、何をやったって、俺からは逃れられないからね？俺と翔は絆という名の鎖で繋がっているんだからさ。』
『しょう、おいで？』
この声は幻だ。
僕は貴方とは終わったんだ。
それでも……信じてたのに…。
でも、もう、後悔なんてしてない。
だって…
「櫻井先輩！」
僕を心配してくれる優しい後輩が側に居るから。
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山風無限(プロフ) - さくらさん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�検討させて頂きます！そろそろ、コメントを踏まえてストーリーを進めないといけないので、結果はお楽しみにしていて下さい！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月26日 23時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 1 でお願いします！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: acb138d43d (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - ヨッシ〜さん» コメント、ありがとうございます！�，任垢諭�確かに大野さんは怖い感じを醸し出してますね！検討させて頂きます！これからも作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシ〜(プロフ) - こんばんは。�，任�願いします。どんどん大野さんが変化していって怖いです。やはり櫻葉でお願いします。 (2017年1月23日 21時) (レス) id: 5fc4fb2792 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - あきこさん» コメント、ありがとうございます！�△任垢諭�検討させて頂きます！山の関係性は作者も大好きです！これからも作者の作品を宜しくお願い致します！！ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
| 作成日時：2016年11月26日 12時
