28話【月宮空斗】 ページ28
いつもとはどこか違う様子の洋ちゃん。そんな彼から聞いたのは零姉とAliceが衝突しているかもしれない、ということ。
一体どれから片付けたらいいのやら……。思わずため息をついてしまう。
―――何回目の溜息だよ。
頭を過ぎったのはアイツの声。どこが大丈夫だっていうんだ、引きずってるじゃないか。そんな自分に嫌気がさしてしまって。また、ため息をついた。
ふと音が聞こえた。この場に合わないような明るい音に思わず振り返るとそこには少し息を切らした陽葵。走ってきたのだろう、元気なのは羨ましいなんて年寄り臭いことを考えてしまう。
おかえりを形にする前に、陽葵が突然声を掛けてきた。
「そ、空斗さん……!何があったのかと、私に出来ること、ありませんかっ!」
おずおずと声を掛けてきた割に、勢いよく質問するもんだから笑ってしまった。
「なんで笑うんですか……!?」
「ごめんごめん。何があったか、だよね。俺も洋ちゃんに聞いたんだけど、上で、零姉とAliceが衝突してるみたいなんだ」
先程聞いたばかりのことを告げると、驚いたような、心配するような声をあげる陽葵。
そんな陽葵の頭を少し撫で、一緒に上に行こうか、と声をかける。うん、と小さく呟いた陽葵。そんな彼女に少しだけ待っていてと告げて、ソファに座っていた洋ちゃんの元へ行く。
やっぱりいつもより少しだけ元気がないような……?
「元気なさそうだけど大丈夫?」
「大丈夫やで」
「……無理はしないでね。2階にいるから、なんかあったら呼んで?」
いつものように「分かったわ〜」なんて返してくるが、やはり少しだけいつもと違うような。考えすぎ、だろうか。……今は本人が大丈夫だと言うならそれを信じよう。
―――――――――――――――――――
あけましておめでとうございます。今年もこの企画をよろしくお願い致します。
まずは、更新、なりチャ放棄しててすみませんでした……!
言い訳としては、もうすぐ受験があるからです。
本当に申し訳ないですが、また低浮上になると思います。ご理解頂けると幸いです。
改めて、今年もよろしくお願いします。
ぜひぜひ仲良くしてください〜〜
29話【ルルチア=ロッキ】《水×花》→←27話【小日向陽葵】
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緋雨(プロフ) - 更新しました (2019年1月27日 19時) (レス) id: a99e3f0dd3 (このIDを非表示/違反報告)
緋雨(プロフ) - 更新します。 (2019年1月27日 19時) (レス) id: a99e3f0dd3 (このIDを非表示/違反報告)
八彩(プロフ) - 終わりました。 (2019年1月12日 20時) (レス) id: 6f8b3d2233 (このIDを非表示/違反報告)
八彩(プロフ) - 更新します。 (2019年1月12日 19時) (レス) id: 6f8b3d2233 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 終わりました (2019年1月11日 22時) (レス) id: 0f72c4ac28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アーレス(八彩・ユリ夜桜) x他3人 | 作成日時:2018年9月15日 13時