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その距離感のまま年月がすぎた。
私は来年、中学生になる。
凌兵はいつもながら元気がない。私も元気があるかと言われると正直無い。凌兵が家に篭っているので私も家に籠ることが増えた。
お母さんはもちろん働いているのでこの昼間の時間は長く感じる。今までは、茜や凌兵が居たからそんなことなかったのに…。
『…本でも読もう。』
本棚に手を伸ばした、その時に取った本の隣の本を落としてしまった。
『あちゃー…お母さんの本落としちゃった…まぁ、バレなきゃ…ん?』
落としてしまった本を拾うと紙切れが挟まっているのが見えた。
『なんだろ、これ。…写真?』
写真を見ると目を疑う光景がその写真に映っていた。
『……誰、この人。』
そこには、赤ん坊の私と同じくらいの赤い髪の男の子そして、知らない男女が幸せそうな顔をして写っている写真。
『お母さんじゃない…。…それに、この男の子…。』
考えても考えても頭に謎しか浮かばない。考えていると玄関の開く音が聞こえた。私はとたんに写真をポケットの中へと隠した。
母「ただいま〜。今日は特売品でね安くお肉が買えたの〜…どうかしたの?」
『…ううん。なんでもない！！』
母「あっあとね。さっき、茜ちゃんのお母さんと会ったんだけど茜ちゃん市の総合病院に入院するんだって。」
『…そっか。そうだよね…病気治るといいな。』
母「そうね。…さてと、今日も美味しいご飯作るわよー。」
お母さんはいつも元気だ。そんなお母さんが大好きだ。でも、さっきの写真…嫌なことが思い浮かぶ。もしかして、本当のお母さんじゃないのかもしれない。
お父さんの話は1回も聞いたことないし、その話をしてもすぐ違う話にすり替えられる。
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きざみん - 面白い作品ですね！これからも頑張って下さい！ (2022年1月15日 22時) (
レス) @page35 id: 9835f2cbf2 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - イナズマイレブンサイコー!!!!!!!!!!!!!続きください!!!!!!!!!! (2021年10月26日 20時) (レス) @page35 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 灰崎君と夢主ちゃんがどこで出会うのか楽しみにです！続きとても楽しみにいています(^o^)/ (2020年6月1日 12時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
ナギデビル(プロフ) - いまいましいことなんですけど暗殺教室や僕のヒーローアカデミアなど書いてくれると嬉しいです。よろしくお願いします（＊＊） (2019年3月27日 21時) (レス) id: 254e8a5b03 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - 楓さん» コメントありがとうございます(*´ω｀*)杏奈ちゃん好きなので登場してもらいました（笑）まだ、灰崎と会うのは時間かかりそうですが更新頑張るのでよろしくお願いします(*´`) (2018年12月25日 7時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2018年11月13日 4時
