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NOside


藍「他に出血源はないか?」

は緋山が探り、見つけた。

緋「小腸もやってる」

白石はモニターで確認し、新たな指示を与える。

白「頻脈のままね。輸血増やして。FFPを早くとかして」

藍「肝門部を遮断する。サテンスキー!」

藍沢は左手で肝臓を押えたまま、右手は雪村へ差し出した。



その瞬間


再び肝臓から血があふれでた。

藍「ひとまず大きく肝縫合する」


緋山は小腸の縫合にとりかかる。

緋「2ー0プロリン!両端針で、沢山ちょうだい」

緋「フェルトつけて」



藍沢と緋山は処置を続けるが、どうにも血が止まらない。

藍「…ダメだな。出血が止まらない」

緋「こっちも」


藍沢は白石に尋ねた。

藍「体温は?」

白「35度。ベストエクセス、マイナス8」


藍沢はなにかを決断し、白石を見つめる。


白石は緋山に視線送り、緋山もうなづく。

真剣な3人の表情に、フェローたちは何が始まるんだと身がまえる。


藍「ガーゼ、あるだけくれ」

雪村がうなづき、藍沢と緋山にガーゼを渡していく。


2人は未だ止まらない肝臓の周辺にガーゼを詰め込んでいく。


フェローたちはあっけにとられたようにそれを見守る。

詰め終わると、藍沢が言った。





藍「ここまでにしておこう。腹は閉じずにICUに運ぶ」





どうして?…という顔のフェローたちに藍沢が答える。






藍「ダメージコントロールだ」

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竹中麻穂 - 亀と山pって最高さん» ありがとうございます!!!誤字が多いんですよね…すみません。 (2019年12月14日 23時) (レス) id: 868580191a (このIDを非表示/違反報告)
亀と山pって最高 - 67話の話そうとするは、剥がそうだと思います。 (2019年11月24日 14時) (レス) id: 59547b985d (このIDを非表示/違反報告)
竹中麻穂 - 亀と山pって最高さん» あ、ありがとうございます!!藍沢先生落ちにするので、楽しみにしててください笑!これからもよろしくお願いします! (2019年10月26日 23時) (レス) id: 868580191a (このIDを非表示/違反報告)
亀と山pって最高 - いつも見てます!藍沢先生落ちのようなので楽しみにしてます。 (2019年10月25日 21時) (レス) id: 7fb650dd61 (このIDを非表示/違反報告)
亀と山pって最高 - 90話の「相当あふ」になってます! (2019年10月25日 21時) (レス) id: 7fb650dd61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竹中麻穂 | 作成日時:2019年7月12日 23時

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