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藍沢side

藤川の悲痛な叫びが初療室に響いた。


その時


緋「A!?」

緋山の声にAの方を向くと、胸を抑えながら、苦しそうに肩で息をするAがいた…

『はあっ、はあ、うっ、はぁはぁ』

緋「A!聞こえる?ねぇ!」

そのまま、Aは意識を失った。

緋「白石!ストレッチャー!」

白「う、うん」

灰谷に目を向けて

藍「灰谷!思い出せ。身体の痛み、目の見え方、音の聞こえ方、皮膚に発疹は?どんなことでもいい。思い出してくれ」

灰谷も、機内での記憶をたどりながら、それを口にしてみる。

灰「えっと…吐き気がした、頭痛がして…呼吸が速くなって…」

冴島の症状が悪化したことを雪村が告げ、藤川の心臓が早鐘を打つ。

絞り出すような声で「はるか…」とつぶやきながら冴島を見つめ、緋山も気を失ったAを心配そうに見つめている。

灰「…周りが少し見えづらくなって…」

藍沢は聞きながら考え続ける。

すると灰谷が、思い出したようにつぶやいた。

灰「あ…甘い匂いが…」

藍「甘い匂い?」

灰「…患者吐いたときに強くなって…なんか、甘酸っぱいような…」

白「A先生は、感じなかったって…」

藍「お前が感じて、Aが感じなかった…」





藍沢の目が輝いた。




藍「シアンだ」



その言葉を聞いて、橘がうなづいた。



藍沢は直ぐに解毒の指示を出す。



初療室の時間が一気に動き始めた。









長い間、更新出来なくてすみませんでした!
藍沢先生落ちの方向でだいたい予定を立てました!
これからも、更新遅いと思いますし、下手ではありますが、よろしくお願いします!
作者

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竹中麻穂 - 亀と山pって最高さん» ありがとうございます!!!誤字が多いんですよね…すみません。 (2019年12月14日 23時) (レス) id: 868580191a (このIDを非表示/違反報告)
亀と山pって最高 - 67話の話そうとするは、剥がそうだと思います。 (2019年11月24日 14時) (レス) id: 59547b985d (このIDを非表示/違反報告)
竹中麻穂 - 亀と山pって最高さん» あ、ありがとうございます!!藍沢先生落ちにするので、楽しみにしててください笑!これからもよろしくお願いします! (2019年10月26日 23時) (レス) id: 868580191a (このIDを非表示/違反報告)
亀と山pって最高 - いつも見てます!藍沢先生落ちのようなので楽しみにしてます。 (2019年10月25日 21時) (レス) id: 7fb650dd61 (このIDを非表示/違反報告)
亀と山pって最高 - 90話の「相当あふ」になってます! (2019年10月25日 21時) (レス) id: 7fb650dd61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竹中麻穂 | 作成日時:2019年7月12日 23時

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