ニヒャクヨンジュウ話 ページ45
「アーチャー……」
目を剥く。
一度商店街で見かけたからまだ現界している可能性があったが、アサシンとしては見間違いだと言われていたけど。
実際今目の前にいるアーチャーを見るまで確約ができなかったのは事実。
既にルーンは何処かへと消えていった。
「まるで幽霊か何かを見たような反応だな。七日程前に態々
おかしそうに笑うアーチャーに戸惑いが隠せない。
ランサー同様どうして現界しているのか、震える唇で言葉を紡ごうとしたけどその前に目の前の王が目を細めた。
「ほう？ とうとうあの狗の令呪を捨てたか」
「っ違……！」
咄嗟に右手で左手の甲を隠した。
「違う、違うッ。私はランサーの令呪を捨てたりなんか」
「では何故ない？ 今のあの狗のマスターとして貴様が役不足だったゆえに捨てたのだろう？」
「違う！」
私が役不足な訳ない。
私のサーヴァントだったランサーの方が役不足であって。
令呪を奪われただけであって捨てた訳じゃない。
私が力不足な訳であって、私がッ。
「マスター落ち着け」
「！」
「相手のペースに飲まれるな」
ハッとする。
アサシンの横顔を見れば、顔をこちらに少し向けていたけど目だけはアーチャーの方へと向けていて。
何かあっても動けるようにしていた。
アサシンの言う通りだ。
小さく深呼吸をしてアーチャーを見据えれば目を細めてこちらを睨む
「……誰が発言の許可をした。たかだか
「っ
咄嗟に目の前に結界魔術を展開。
途端にアーチャーの後ろから数個の金の輪が現れたと同時に高速で私達に向かって何かが射出された。
激しい音に咄嗟に耳を塞いだため、私の反応が遅れたのは確かなことで。
「！」
結界を通り過ぎて目の前にくる赤いものに、目を見開くしかできなく。
唐突に視界が回転して、気が付けばアーチャーからかなりの距離を取ったところに座らされていた。
「あ、アサシン？」
「あっぶねぇ……。もうちょっとで顔に風穴が開くところだったぞマスター」
少し後方で一瞬また光ったかと思えばこちらに向かって飛んでくる大量の武器に、アサシンは私を担ぎ上げると走り出した。
「鬼事か？ 良かろう、暇潰しにはちょうどいい」
不気味なほど楽しげな声が廊下に響いた。
ラッキーアイテム
鳳凰の羽根
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
ラッキーサーヴァントクラス
シールダー
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翔べないペンギン(プロフ) - 亜流乃さん» コメントありがとうございます。そうなのです。ようやくお互いある種の再開ができましたので。どうにか完結できるように尽力しますのでお付き合いいただけますと幸いです。ジャンヌになるのも気に入っていただけて嬉しいです(照) (2021年3月26日 19時) (
レス) id: 3d75302081 (このIDを非表示/違反報告)
亜流乃(プロフ) - やっとランサーと!!!!!!!!!こういうチュエーション待って ました！ここまで書いて下さりありがとうございます！これからも応援してます！あと、ジャンヌになる展開も好きです(笑) (2021年3月25日 21時) (レス) id: bff6baca0f (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - ありなさん» お待たせしてしまい申し訳ありません。先行きも少々不安ですが持続できるように努めます。コメントありがとうございます。 (2021年3月19日 18時) (レス) id: 3d75302081 (このIDを非表示/違反報告)
ありな - 続編おめでとうございます！凄く嬉しいです！ (2021年3月18日 19時) (レス) id: 0b757b95a3 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - ロゼファさん» お待たせいたしまして申し訳ありません。持続できるように頑張りますね。コメントありがとうございます。 (2021年3月13日 16時) (レス) id: 3d75302081 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2021年3月12日 1時
