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赤side〜
今日は7人で街でロケ。
「のんちゃん、危な、……！」
隣で歩いていた淳太の焦ったような声でさっきまで前にいたはずの小瀧の姿を探すけど、小瀧はどこにもおらんくて。
「…へ、小瀧、！？」
「おい、誰か救急車、！！」
見ていられない程に前の方が潰れた車とざわざわと動き始めるたくさんの人たち。
遠くで、倒れている人が小瀧だと信じられなくって。
身体が動かなくって。
「…げ、……しげ、」
しっかりしろ、と肩を叩かれ、はっ、意識がはっきりとした。
「…大丈夫、大丈夫やから、」
何が大丈夫やねん、なんて言いたくなったけど、淳太も相当焦っていて、その言葉を慌てて引っ込める。
あれよあれよという間に救急車が来て、小瀧は救急車に乗せられて行ってしまった。
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作者名：紗彩 | 作成日時：2022年4月20日 17時
