自覚という名の防衛線【5】 ページ49
優しくマサさんを押し倒す。
そして、
服に手をかけ、
覗く体のあちこちに丁寧にキスをしていく。
柳「ん、…」
肌に触れる度に、
甘い声を聞かしてくれるから、
永遠にこの行為をやめたくなくなるのだ。
今日の俺は、若干の酒も入って、
いつもよりも気持ちの昂りや、
頭がボーッとするような陶酔の感覚が鮮明になっている。
柳「祐希…」
石「ん？なに、」
自分の中の蠢くような興奮に没頭していた意識が、
名前を呼ばれることで、現実に戻ってくる。
柳「今日、優しい、」
石「え、そうかな…てか、いつもは優しくないみたいじゃん笑」
柳「優しくはないじゃん。」
石「えー、なんかごめん笑
でも確かに今日は、ちょっと意識違うかも。
マサさんにやな思いさせちゃったから、、」
柳「ふーん、」
石「だから、今日はいつもと違って？笑
優しくするね。」
マサさんの額にキスをした。
マサさんは一瞬考えるような表情を見せて、
俺の腕に手を伸ばす。
柳「お前、いっつも俺のこと噛むじゃん。」
石「あー、ごめん…あれなんでか分かんないけどしたくなっちゃうんだよね、
やめようとは思ってるんだけど…」
柳「あれって、心理的理由色々あるみたいだね。
相手への信頼とか、愛情を確かめたいとか、肌の感覚を感じたいとか…
あとは、相手を独占していたい、とか。」
石「調べたの？悩んでた？ならホントごめ、」
柳「今なら分かる気がするわ。」
石「え、、？」
俺の腕を見つめ、確かめるように触りながら言う。
柳「お前の気持ち。今なら理解できそうだわ、嫌だけど。」
石「マサさん、」
柳「だから、許してやるよ。受け止めてやる、お前の噛み癖をな！」
いきなり額を人差し指で押される。
石「いたっ。」
柳「だって、、お前のそれを受け止められるのは、俺だけなんだろ？
だったら上等だよ。」
石「マサさん…」
何とも言い難いくらいの喜びに襲われる。
好きな人が自分に向き合って、受け入れてくれることは
こんなにも幸せなことなんだと思い知る。
石「マサさーーーん…マサさんも噛んでいいよーーーー」
柳「お前、今の俺に噛ましたら、
お前の自覚のなさへの怒りも相まって噛みちぎるぞ。」
石「へっ、それは嫌！！バレー出来なくなるっ」
柳「だろ。」
代わりに今できる最大限の愛を込めたハグをした。
石「マサさん、好き。」
柳「…苦しいし」
回し返された腕は、誰よりも優しかった。
‐fin‐
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嵐崎yui(プロフ) - ピッピッさん» 自分の中でも、まだ書きたい気持ちがあったので、やることにしました!喜んでくれてる人がいると、ホント嬉しいです(><)不安定ペースになったりしちゃうかもですけど、ぜひぜひこれからも一緒に石柳を推していきましょう、。笑 (2020年7月5日 20時) (
レス) id: 1fac2f6d1c (このIDを非表示/違反報告)
ピッピッ(プロフ) - わぁーい☆続編、書いてくださるのですね。すっごく嬉しいです。また楽しみが増えました♪ありがとうございます。長くても全然飽きません(^-^)vこれからも更新楽しみにしてます。あっっでもあまりムリしないでくださいね☆嬉しいニュースありがとうございますm(__)m (2020年7月5日 19時) (レス) id: 02e969821e (このIDを非表示/違反報告)
嵐崎yui(プロフ) - ピッピッさん» ありがとうございます泣 そうなんですよね…書きたい話もあるので、、続けたいなとは思ってるんですけどね…(-＿-)ｳｰﾑ でも、本当にそんな風なことを言って貰えて嬉しいです！泣 ありがとうございます^^ (2020年7月3日 20時) (レス) id: af68e33a30 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピッ(プロフ) - いつも、楽しく読ませて頂いてます。続編楽しみにしてます。私の希望としては、終わって欲しくないです(涙)お話が大好きなので。でも、毎回更新されるのは大変な事だと思います。どうか無理なさらないでくださいね。 (2020年7月3日 19時) (レス) id: 02e969821e (このIDを非表示/違反報告)
嵐崎yui(プロフ) - 夏さん» ありがとうございます。看病系ですねー、了解しました！またキリが着いた時に書いてみます！リクエストありがとうございます。 (2020年5月16日 21時) (レス) id: f8805aa9b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐崎yui | 作成日時：2020年4月18日 20時
