噛み犬の欲念 ページ44
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柳｢ｱｯ…、んん…｣
俺に組み敷かれてなしようもなく
喘ぐマサさんを感じる。
ベッドの上でうつ伏せのマサさんに
覆い被さるように同じ格好でくっついているけれど、
感じる肌の温度とか、
相手の呼吸音とか、
自分のうるさいほどに高鳴る心音とか
そういうものとは裏腹に
俺の感情はいつも少し冷静になる。
いや、冷静ではなかったかもしれない。
好きな人のあられのない姿には興奮するし、
自分のなかの本能が疼くのも感じてる。
けれども、なんだかこう、
冷めた感情になるというか、、、
そう、サディスティックな気分になるのだ。
普段の俺は、
シャイだとか
バレー以外興味無さそうとかはよく言われるものの、
S気質があるとかそういう風に言われる事はあまりない。
(イタズラは好きだけど。)
マサさんに対しては寧ろ、
Ｍ気質を見せる方だとも思う。
けれども一転して、'こういう'瞬間だけは
凄く自分がサディスティックな人間になる感じがするのだ。
そして、その感覚が嫌いじゃない。
ゆらゆら揺れながら、
ふとマサさんの白くて少し筋肉のついた肩が目に入る。
その瞬間頭の中に、
"噛みたい"という衝動がよぎった。
これがどういう欲求からくるものなのかは分からないが、
何となくそう直感的に思ってしまったのだ。
俺がもし今この快感の中に溺れる彼の体を噛んだら、
この人はどうなってしまうんだろう。
柳｢…ﾝｧｯ…ｱｯ…ん、、｣
何も知らずにただただ声を上げるマサさんに、
一瞬考え直したものの、
欲望のまま、マサさんの右肩に歯型を着けるように
口を当てた。
柳｢…ｱｯ…いっった!!…｣
それまで気持ち良さそうにしていたマサさんが
バッと顔を上げる。
柳｢お前、噛んだ?!｣
石｢あ、ごめん。何か噛みたくなって。｣
柳｢いってぇな…痕付いてんじゃん。｣
肩を摩るようにするマサさん。
石｢俺に気付いて欲しくて。｣
柳｢はぁ？こんなにくっ付いてんだから気付くもクソもないだろ。
…お前は犬か!!｣
石｢犬じゃないけど、噛みたくなったの！｣
柳｢俺には分からん、その感覚…｣
呆れられる。
石｢ごめんね、今度はちゃんと気持ち良くしてあげるからね。｣
柳｢もうお前は信用出来ん…｣
やれやれと言うように項垂れるけれど、
こんな格好でそんな事言われても、笑
まだ知らない色んな俺を教えてくれるマサさんは
最高のご主人様なのかもしれない。笑
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嵐崎yui(プロフ) - ピッピッさん» 自分の中でも、まだ書きたい気持ちがあったので、やることにしました!喜んでくれてる人がいると、ホント嬉しいです(><)不安定ペースになったりしちゃうかもですけど、ぜひぜひこれからも一緒に石柳を推していきましょう、。笑 (2020年7月5日 20時) (
レス) id: 1fac2f6d1c (このIDを非表示/違反報告)
ピッピッ(プロフ) - わぁーい☆続編、書いてくださるのですね。すっごく嬉しいです。また楽しみが増えました♪ありがとうございます。長くても全然飽きません(^-^)vこれからも更新楽しみにしてます。あっっでもあまりムリしないでくださいね☆嬉しいニュースありがとうございますm(__)m (2020年7月5日 19時) (レス) id: 02e969821e (このIDを非表示/違反報告)
嵐崎yui(プロフ) - ピッピッさん» ありがとうございます泣 そうなんですよね…書きたい話もあるので、、続けたいなとは思ってるんですけどね…(-＿-)ｳｰﾑ でも、本当にそんな風なことを言って貰えて嬉しいです！泣 ありがとうございます^^ (2020年7月3日 20時) (レス) id: af68e33a30 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピッ(プロフ) - いつも、楽しく読ませて頂いてます。続編楽しみにしてます。私の希望としては、終わって欲しくないです(涙)お話が大好きなので。でも、毎回更新されるのは大変な事だと思います。どうか無理なさらないでくださいね。 (2020年7月3日 19時) (レス) id: 02e969821e (このIDを非表示/違反報告)
嵐崎yui(プロフ) - 夏さん» ありがとうございます。看病系ですねー、了解しました！またキリが着いた時に書いてみます！リクエストありがとうございます。 (2020年5月16日 21時) (レス) id: f8805aa9b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐崎yui | 作成日時：2020年4月18日 20時
