せんぱい０９ ページ22
「お前あれ何したの」
「んー？べっつにー」
「あの女の人は？」
「大学の先輩。怜央の連絡先知りたいんだと」
「なるほど」
お盛んですなぁ、と顕嵐はけらけらと笑う
先を行っていたみゅーと先輩が振り向いて「部屋そこ？」と確認してきたので、頷く
「うわ、広っ」
「よくこんな部屋取れたな」
「先輩のツテを借りました」
「あー、そういえばさっき保田いたね」
「保田？」
「保田智美。俺と同じ学部の同級生だよ」
「あぁ、4年のでしょ」
「ナガツが俺より先に春を..」
「落ち着け。とりあえず飲もうや」
席に着いた瞬間、次々に「ビール！」「俺も！」「俺ウーロンハイ」と注文を言っていく
宮近以外が、私と顕嵐だけに
若干嫌がらせ入ってない？
まあいいんだけど
「ちょ、待って待って！ひ、一人ずつ..」
「ビール６、ウーロンハイ１、ウイスキー１、緑茶１、コーラ１ですね」
｢｢｢｢｢え｣｣｣｣｣
「あ、誰か間違ってる人いました？」
「い、いや..いない..たぶん」
「宮近は？」
「俺ビール」
「はーい。顕嵐は？」
「お前が暗記力すげえの忘れてたわ」
「忘れないでよそこは。で、何がいいの？」
「カシスオレンジ」
「女子かよ」
確か怜央は20歳なりたての時にシャンパン飲んでハマったから..
あいつは多分シャンパンだ
私はウーロン茶かな
お酒は飲めるけど、弱いのよ結構
誕生日にビール飲んで、二口くらいで酔っちゃったから
「じゃ、ドリンク注文してくるので食べたいもの適当に選んでてください」
「りょうかーい」
「あらーん、俺ゲソ食いたい」
「はいよ。他の人たちはー？」
メニューを開いてみんなに見えるようにする顕嵐
私は垂れ幕をどかし個室を出ると、入ろうとしていた怜央とぶつかる
「あ、A」
「先輩と連絡先交換した？」
「う..うん..」
あら顔が赤い
これは..脈あり、かな？
ニヤニヤしながら怜央を見ると
その顔やめて、と言われながら
むに、と鼻をつままれました
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朔蘭@Jr垢(プロフ) - Tracyさん» コメント返信遅くなり申し訳ありません！いつも楽しみにして下さりありがとうございます！そんな通知も今日で最後となる、という感慨深さを持って頂けてますでしょうか(多分ない)ここまで読んでくださり、ありがとうございました！ (2017年5月6日 22時) (
レス) id: ba97804e3a (このIDを非表示/違反報告)
Tracy(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品大好きです！更新通知が来る度にテンション上がりますwwストーリーも顕嵐くんたちのキャラも大好きです！これからも頑張ってください！ (2017年4月15日 2時) (レス) id: 710ea565f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔蘭 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2016年11月12日 10時
