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Noside
森「中也くん、取り敢えず共同調査を申し出たい。
我々が調べた先代復活の噂と君の追う荒覇吐は
明らかに同根の事件だ。情報を分け合うだけで
互いに利がある結果をもたらすと思うのだがね？」
中也「もし断ったら？」
森は徐にリモコンを取り出し、ひとつ釦を押すと
ﾋﾟｯ!という短い音のあと"助けてくれ"と
中也に助けを請う声が聞こえてきた
貴方「人質、ね…」
中也「っ！！」
森「そうだよ、柚月くん
ヨコハマの一等地に縄張りを構える反撃主義の組織…
だが銃で武装していても君以外の構成員は只の子供だ。
……同じリーダーとして、心中察するよ。」
中也「手前ェ…」
中也は心底悔しそうな顔をする
森「とまぁ、この通りだよ太宰くん。
今この部屋で最も強大な暴力を持つのは中也くんだ。
だが、マフィアにとって暴力は指針の一つに過ぎない。
マフィアの本質はあらゆる手段で
合理性をコントロールする事」
太宰は森の方に振り返る
太宰「どうしてそんな教訓を僕に教えるの？」
森「何故だろうね…」
森は何時もの読めない顔で云う
中也「情報を交換してもいい。
只し、手前等が先に話せ。判断はそれからだ」
貴方「………ひとつ質問。
妾はこの話に関係ないと思うので退出しても？」
すっと手を上げた柚月は付け加えるように
逃げませんから、ね？と言った。
森「それは出来ないねぇ
…それに、君も気になるんじゃないか？」
貴方「というと？」
森「荒覇吐について。」
貴方「っ！！
…一体、貴方は何処まで知ってるの？」
今迄飄々としていた柚月がここにきて唐突に怯え、
敬語も抜けた。其れほどまでに動揺しているのだ。
森「まあ、そういう訳だから君も此処に居たまえ」
貴方「っはい…」
怯えたように小さくうなづくと
立ちあがりかけていた腰をまた下ろした。
森「待たせて悪かったね、中也くん。
我々は先代が現れたという噂を追っている
太宰くんの調べではこの半月で三回
いずれも擂鉢街でその姿が目撃されたそうだよ
そして四回目が昨日。彼は黒い炎で君達を吹き飛ばした」
中也、貴方「「死者は蘇らない/ねェ」」
太宰「柚月？」
貴方「当たり前だけどね。」
さっきの台詞が気になった太宰に柚月は云ったが
すでに飄々とした柚月に戻っていたからか
肩をすくめられて流されてしまった。
森「私も、そう思う
…だが、そうも云ってられなくなった」
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ぽこぽん(プロフ) - 本ぶくろさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！ (2020年4月6日 17時) (
レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
本ぶくろ - 面白かったです (2020年4月6日 13時) (レス) id: 41c0b9e9db (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - おかげさまで、本編完結することができました！応援してくださった皆様、ありがとうございます！番外編も書く予定です！それからリクエスト等、御待ちしております！今までこの小説を読んで下さった皆様に感謝して…＊ (2019年10月11日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 探してくれてありがと！きっと知ってる人だよね！"ふ"から始まって"こ"で終わる子だよね！？違かったらごめんね！？ありがと！更新頑張る！！ (2019年10月8日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - やっと探せました！更新がんばってね (2019年10月8日 21時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこぽん | 作成日時：2019年9月14日 11時
