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Noside
貴方「…っ！」
蘭堂「柚月さん」
貴方「はい？」
蘭堂「私が記憶を失ったのも
君が中也くんと分離してしまったのも
中也くんが施設を記録ごと
吹き飛ばしてしまったのも
それは全て君のせいじゃない
…君が止められなかった責任を背負って
謝る必要などはない」
貴方「…っ」
蘭堂「…私の名は蘭堂ではない
私の所持していた帽子のスペルを見た
この国の者が誤読して名付けたのだ」
太宰「相棒はどうしたの？」
蘭堂「私がこの手で殺した
…中也くん」
中也「ァ？」
蘭堂「君は荒覇吐本体ではなく
柚月のような制御装置がない荒覇吐を
制御するための入れ物として
選ばれた人間なのだろう
だが、君は荒神としてではなく
一人の人間として強い」
中也「そりゃ、どーも」
中也は蘭堂から目を離す
蘭堂「君のなかに何が住んでいようと、
君は、既に君だ
…それで、良いのではないか」
中也は目線を蘭堂の方に向ける
蘭堂「全ての人間は、全ての人生は
結局自分が何者か知らないまま生きるのだから…」
蘭堂「不思議だ、
少しも寒くない…＿＿＿＿」
蘭堂は少し微笑みそのまま事切れた
中也は蘭堂に背を向けた
辺りは静寂と化した
ふと、太宰の隣に立っていた柚月がふらつき
そのまま前に倒れ込んだ
太宰「柚月！？」
中也「っおい！」
地面にぶつかるすれすれで
太宰に柚月は抱き止められた
二人で柚月の名を呼ぶが起きる気配はなく
それどころか、血の気が薄れつつあった
背中に手を回していた太宰は自分の手に着いた柚月の血の量に驚く
そして周りを見ると柚月の立っていた所に
おびただしい量の血溜まりができていた
太宰「まさかっ、柚月、この状態で…！？」
そう、柚月は此れほどの血を流しながら
ふらつきひとつ、痛いのひとつ云わず
顔を歪めることもなく平然と
二人の隣に立っていたのだ
中也「取り敢えずっ、運ぶぞ！」
ポートマフィアの迎えはすぐに来て
柚月はそのまま、車に乗せられ拠点に運ばれた
太宰と中也は
柚月の乗った車とは違う車に乗り込み
ポートマフィアの拠点に向かった
ポートマフィアに着き、柚月は直ぐ様
医務室の先にある手術室に通された
森「これは、一体どうしたんだい？」
手術室の前にいた太宰と中也に森は問いかけた
少し黙ったあと、太宰は呟くように云い出した
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ぽこぽん(プロフ) - 本ぶくろさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！ (2020年4月6日 17時) (
レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
本ぶくろ - 面白かったです (2020年4月6日 13時) (レス) id: 41c0b9e9db (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - おかげさまで、本編完結することができました！応援してくださった皆様、ありがとうございます！番外編も書く予定です！それからリクエスト等、御待ちしております！今までこの小説を読んで下さった皆様に感謝して…＊ (2019年10月11日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 探してくれてありがと！きっと知ってる人だよね！"ふ"から始まって"こ"で終わる子だよね！？違かったらごめんね！？ありがと！更新頑張る！！ (2019年10月8日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - やっと探せました！更新がんばってね (2019年10月8日 21時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこぽん | 作成日時：2019年9月14日 11時
