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Noside
貴方「痛い…てか、何で妾迄巻き込まれるのよ…」
太宰「…ん？」
？「あ"ァ？」
睨み合う中、唐突に聞こえてきた少女の声。
それと同時に、太宰の隣の瓦礫から
同い年くらいの少女が出てきたのだ。
？「手前、何者だ？」
貴方「別に何者でもないですが…？？」
？「まァいい、手前は後だ」
そう云った少年は自分の足元いる
踏まれたままの太宰に声をかける
？「手前に選択肢をやろう。
今死ぬか、情報を吐いてから死ぬか。どっちがいい。」
飛ばされたときに何処か怪我したのか
太宰の片目を覆っていた包帯が血で紅く染まる
太宰「じゃあ、今殺せ。楽に死ねるなら願ったりだ。」
？「この餓鬼､ただの自 殺願望か？」
太宰「餓鬼は君も同じだ」
？「ただの餓鬼じゃねーんだよ、手前と違ってな。」
威圧的な雰囲気を出したまま彼は太宰に云う
？「話してもらおうか。
お前が調べてる"荒覇吐"についてな。」
太宰「ああ、荒覇吐か…成る程、荒覇吐ね。」
太宰はにやりと口角を上げ、笑う
？「知ってるンだな？」
太宰「いや、初耳」
それを聞いた少年は太宰を押さえていた脚で
太宰の顔を蹴った
貴方「いや、顔は蹴っちゃ駄目でしょ」
少女がぼそりと呟く。
聞き取れなかったのか聞こえたけど無視したのか
彼らの会話が止まることはなかった。
太宰「羊の領土侵した者、必ず凄まじい反撃を喰らう。
…そうか、君が羊の王"重力使いの中原中也"か」
中也「俺は王じゃねェ。ただ手札を持ってるだけだ。」
太宰「成る程、自信過剰で調子に乗ってる子供か。
…僕の一番"嫌い"なタイプだ。」
中也「俺だって、お前みてェな他人を小馬鹿にした
ような愚図が世界一嫌いなんだよ。」
広津「そこまでだ」
中也「あ"ァ？」
突如広津が会話に乗り込んで中也の後ろで手袋を外す。
広津「投降せよ、小僧」
中也「いくら凄んでも怖くねぇよ、じィさん。
俺様を誰だと思ってる。」
太宰から脚を退け、中也は広津の方に向き直る
広津「羊の王様かな？」
中也「ちげぇよ、タコ。手札を持ってるっつたろ。」
広津「…"力"という手札か？」
にやりと笑う広津に釣られるように中也も笑う
中也「あんた異能力者か」
太宰「広津さん、
こいつは触れた対象の重力を操る」
広津「承知した」
二人がほぼ同時に飛び出した
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ぽこぽん(プロフ) - 本ぶくろさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！ (2020年4月6日 17時) (
レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
本ぶくろ - 面白かったです (2020年4月6日 13時) (レス) id: 41c0b9e9db (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - おかげさまで、本編完結することができました！応援してくださった皆様、ありがとうございます！番外編も書く予定です！それからリクエスト等、御待ちしております！今までこの小説を読んで下さった皆様に感謝して…＊ (2019年10月11日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 探してくれてありがと！きっと知ってる人だよね！"ふ"から始まって"こ"で終わる子だよね！？違かったらごめんね！？ありがと！更新頑張る！！ (2019年10月8日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - やっと探せました！更新がんばってね (2019年10月8日 21時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこぽん | 作成日時：2019年9月14日 11時
